パソコンさえあれば開業資金がほぼ不要、自宅で手軽に始められる仕事として、ライティングは副業でも人気ですよね。
とはいえいきなり企業に営業をするのは難しいので、まずはクラウドサービスに登録して記事を書きだす人が多いでしょう。
だけどいざ登録しようと考えたときに、「あれ? ……どうしよう」と立ち止まって悩みだすポイントがあるのですね。
それが、登録名をどうするか問題です。
本名ですべきか?
そうでなくても構わないのか?
本名でないと何かの不利益があるか?
最初から本名を出すかどうか、そこを悩む方が多いのですね。
ここでは、クラウドサービスなどでのWeb活動を本名ですべきかどうかについて、2011年からWebライターとして活動している私の考えを書きます。
- *ライター名は何でもOK! 本名かペンネームかで受注に影響はない
- *ライター名でおすすめなのは苗字+名前の形
- *ライター登録を本名ですればさまざまなことが便利
- *覚えやすい・読みやすい・書きやすい名前を登録して活動開始しよう
- *こちらの記事もどうぞ
*ライター名は何でもOK! 本名かペンネームかで受注に影響はない
結論としては、クラウドサービスでは本名登録の必要はありません。
それはつまり、登録名が本名だろうがペンネームだろうが、付けている名前によって受注への影響はないと考えられるからです。
ライターへの受注を決定するのは名前ではなく、そのライターの実績やどんな文章を書けるか、どのような利益を発注者にもたらしてくれるのかによるものであるはず。
そのため、登録するのは本名でもそれ以外の名前でも愛称でも構いません。
クラウドサービスにも登録名の条件や決まりはない
それぞれのクラウドサービスには少しずつ違いがありますが、登録名に関する違いはほぼないようです。
つまりFacebookのように本名登録が推奨されているわけでもないので、みなさん好きな登録名を付けています。
最大手の「クラウドワークス」や「ランサーズ」でも、多くの方がペンネーム(というか、活動ネーム? 愛称?)で作業をしてらっしゃいますよ。
中には全く気を払ってないんだな~と思える「aaaa10」みたいな方もいますので、何でも大丈夫です。
アルファベットのみの方も、「ライティング太郎」みたいなおふざけネーム(もしいらっしゃったら、すみません。悪口じゃないです)な方もいますのでね。
あまり気にする必要はなく、自分で好きなお名前をつけてください。
人にストレスを与えない名前を推奨
ただし、人から読みやすい名前、呼び掛けやすい名前である方が、発注者に対し不要なストレスをかけずに済みます。
たとえば「鈴木」というライター名の方と「franky.Bow」というライター名の方がいたとすれば、呼びかける方としては日本人として一般的な苗字である「鈴木さん」の方が呼びかけやすいでしょう。
英数字を使った名前は読み方がパッとわかりにくいこと、相手が呼びかけたいときにテキストで書きにくいことにより、歓迎されない場合があります。
10年以上ライターをしている私は本名っぽいライター名
ちなみに私もライター名義は「関目いちこ」ですが、本名ではありません。
本名っぽくはありますが、本名とは全く異なる名前にしてますね。
かすりもしてません。
つけ方はいたって簡単でした。
最初のクラウドサービスに登録したとき、名前をどうしようかな~と考えていた私は、
子供が床に放り出していた地図帳にあった地名からとりました。
あ、これでいいや(*‘∀‘)✨
それから名前は……いちこでいっか。
となったわけです。
適当ですね、ええ、そんなものです。
いちこは「ライティングでNO1を目指す!」なんて素敵なことを考えながらつけたわけではありません。
たまたまそのとき家族でよく見ていたアニメ「鬼灯の冷徹」に出てくる、双子の座敷童の名前から取りました。
黒髪の方が、いちこ。白髪の方が、にこでした。
座敷童のファンなので、じゃあいちこって出てきたのでしょう。
私は今黒髪だし。
そんな感じでつけたライター名ですが、今ではすっかり慣れて気に入っています。
2024年には電子書籍に参加させていただきましたが、やはり「関目いちこ」で記載しました。
親はペンネームで仕事をするということに対して慣れていなかったため説明が必要でしたが、関目いちこは既に私の名前として定着しております。
*ライター名でおすすめなのは苗字+名前の形
私がおすすめするのは、やはり苗字+名前のスタイルです。
なぜなら営業をして承諾され、契約をして仕事を始めるときに、アルファベットでは若干緊張感保てない場合が多々あるからと考えるですね。
たとえば、私が今までお世話になったクライアントの中には、先ほどの例で出した「aaaa10」みたいな方がいました。
するとメッセージをやり取りするときに、「aaaa10様 この度はご契約いただきましてありがとうございます」から入ることになります。
……いや、なんか……。変な気分。私だけ??
または、ゲームの名前をつけてらっしゃる方もいましたね。
「mario43」みたいな感じです。
43歳のマリオ???
などと一瞬考えてしまうわけですね(マリオって実際何歳くらいの設定なんでしょうね)。
他には「rink-love」みたいな方もいました。
ゼルダシリーズが好きなんだろうな。と思いました。
別にそれでもかまわないのですが、なんというか、やはり緊張感はなくなってしまいます。私だけ??
自分の名前でぜひクスっと笑ってほしい!
相手に笑顔になってほしい!
という方であれば、もちろんそれでいいと思いますよ。
ただやはりお金のやり取りが発生するので、ある程度の緊張感は大事だと思う私です。
そこで、おすすめなのが苗字+名前。
やはり相手を様付けで呼ぶときにしっくりきます。
*ライター登録を本名ですればさまざまなことが便利
本名でも別に構わないよという方は、最初から本名での活動がおすすめです。
理由は以下の3つ。
・名刺が作りやすい(混乱が生まれにくい)
・直接契約では口座の名義を伝えるときにどうせバレる
・知人に知らせるときに名前が違うことの説明が不要
フリーライターとして開業届を税務署に出すころには、取材案件などで必要となる名刺の作成をする方もいますよね。
そのときに本名だと混乱が少ないかなと思います。
たとえば私の場合、名刺には当然ライター名を書きますが、本名も別に書かなくてはなりません。
そうでないと郵便物が届きませんし、家の固定電話に取引先から電話がかかった場合、苗字が違うと相手も私の家族も混乱します。
実際に、私が税務署に提出した開業届にある名前は「関目いちこ」であるため、税務署から「関目いちこ様」の郵便が来たことがあるのです。
そのとき我が家の表札と宛先の苗字が違ったため、郵便配達の方が混乱してしまい、インターフォンで確認をとってくださいました。
迷惑だったなあと反省、表札のところに関目姓も入れるか悩んだほどです。←郵便局の配達担当の方が覚えて下さったので結局入れてません
また、クラウドサービスを卒業して企業と直接契約を結ぶ場合、当然ですが銀行口座をお知らせする必要があります。
そこでは本名の記載が必要です。
つまりどうせ取引相手には本名を知られるので、最初から本名で活動しておけばそのさいにも不要なストレスや混乱を生み出しませんよ、ということ。
さらに、フリーライターやってるよと知人や友人に話す機会があるとして、活動名を告げるときにそれが本名と違えば、必ず聞かれます。
「何でその名前なの?」と。
地図帳がそこで開いてたから。
などとは答えられませんので(あまりにもいい加減だろうと自分でも思います)、しどろもどろになって説明をするという面倒くさいことになります。
以上のような「本名で活動していたら困らなかったこと」もあるため、特に拒否感がなければライター活動も本名で行うと便利ではないでしょうか。
*覚えやすい・読みやすい・書きやすい名前を登録して活動開始しよう
後々面倒くさくないのは本名ですが、それが難しい・躊躇するという場合には「苗字+名前」の形がおすすめです。
だけどどんな名前であっても受注はできますし、影響はさほどないと思われます。
本名でも活動名でも自分の好きなようにつけたらよいのですが、名前をどうしたらいいのだー! と悩みを深くするくらいなら、本名が便利。
もしくは、私のように超適当でもいいので、苗字+名前の形でどうぞ(*^^*)
では、素敵なライター生活を!
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