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今回はパニック障がいのあるあるについて書きます。
この面倒くさい(と強く言いたい)病気、症状が発症してから、私は以前の私とは全然違います。
担当医からは「もう同じ自分には戻れません。そうではなく、病気を経て進化した自分になるんです」と言われています。
進化( ゚Д゚)!??
だけど以前に比べて出来ないことが多すぎるため、「進化したなんて思えないっつーの」ってのが本音。
むしろ…退化??
ちなみに私は主治医に言わせると「病と闘っている」ではなく、「病とどつきあいをしている」そうで、もっと穏やかに受け入れましょう、と言われますが、いやいやいや、無~理~。
だってむかつきますもの、パニック障がい。
邪魔だものー!!( ゚Д゚)
…まあ、私の感情はおいておきましょうか。
今回は、パニック障がいになってから私に日常的に起こるようになったあるあるをご紹介しますね。
経験がない方が「ふーん、そんなことがあるんだな」と少しでも思ってもらえれば、嬉しいです。
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*パニック障がいのあるあるとは?
嫌ですよね…こんなこと、意気揚々と語れる話ではないんですが、実際にはやはりどんな場面でもある「あるある」!!
個人的経験から、代表的あるあるを紹介しましょう。
以下の3点です。
・おならが良く出る
・とにかくトイレと出口を探す
・首が凝る
おならが出る
私には2人の子どもがおります。
彼らの父、つまり私の夫はよくおならをしますが、私は一応慎み深く、人前ではおならはいたしません。
よく考えたらうちの母も、おならをしているのは見たことがありません。
なんでしょうか、女性は生まれながらにしてそういうことになっているのでしょうかね、
あまりないですね、友達でも。
しかしまあ簡単に言うと、人前でおならをしないのは我慢できたからに他なりません。
私はアルコール以外の炭酸水を飲みませんし、口元をきゅっと結んだ意思が強くかつ頑固な女でありました。
しかしパニック障がいになってから、何だかやたらと空気がたまるんですよね、お腹に。
お風呂に入ったならそりゃあもうぶくぶくと盛大な音をたてながら空気がもれていくのです。思わず赤面するほど、大きな音で!!
それだけでなく、普通に家の中でも「あ、出る…!!」というシーンが多くなりました。
まあ夫の前では今でも嫌ですが、子供の前なら思わずやっちまうことだってありますよね?
そしたら子供が言うんですよ。
「お母さんって…おなら、するんだね。絶対しない生き物かと思ってた」って。
んなわけあるかい、こちとら人間だよ!!
だけど確かに、人前ではしなかったよな、昔は。
そう思った私はグーグル様で検索いたしました!
すると、ちゃーんと書いてあったのです。
パニック障がいの人は、緊張で細かく息をのむため、おならがよく出るようになりますって。
マジか!!!
これってパニック障がいあるあるだったんだな~と思った私です。
パニック障がいを持つ人は常に緊張状態にあるがゆえ、呼吸をしようと何度も細かく空気を飲み込みます。
そのため、お腹に空気が溜まっておならが増えるんですね。
いやー、ちゃんと理由がありました。
とにかくトイレと出口を探す
知らない場所にいくとしますね。
うーん、たとえば、入ったことがない飲食店で今から家族で食事となったとします。
そもそも店に行く前に予期不安があったりしてドッキドキで呼吸困難になりかけ、かつ、吐きそうになっているのです。
しかし、震える手を隠し、家族に付き添われながらいざ! お店に入ったら、その瞬間にやることは決まっています。
トイレと出入口の確認。
吐き気がしたとき、お腹に症状が来たとき、不安になって外に逃げ出したいとき、必要場所だからですね。
トイレを発見!安堵。
出入口を凝視!!…安堵!
「ここから逃げたい」と強く思ったとき、逃げ出せないかもしれないと思うと、途端に発作に襲われるのです。
パニック障がいをほどほどの期間持続していて、なおかつ広場恐怖症まで持っていると、どこに行こうがまず最初に探すのが、トイレと出入口です。
※広場恐怖症についてはこちらをどうぞ
いざとなったら家族をおいて脱走したいのです。
しかし、私は単独では出ることができない!
だから付き添いが1人で私と2人きりで外食している場合には、用事をこなすのも外食もできない! というジレンマがあります。
パニックになった私が食事途中で「今すぐ出たい!!」となったとしますよね?
だけど相手がまだ食べ終わってないうえに支払いも済ませていなければ、すぐに「その場から逃げる」ことができませんよね。
そのまま店からダッシュしたら、無銭飲食になりますのでね。
それは犯罪。ダメですね。
だけど相手が食べ終わって支払いを済ませるその間、緊張が酷く恐怖に怯えるので大人しく待ってはいられません。
きっと、号泣しつつ小さく縮こまるはずです。
店の人や周囲のお客さんも仰天するだろうし、連れにも心底申し訳ない、そんな状態になります。
私には夫と子供が2人いますので、できるだけ、外食は家族全員でします。
最悪子供の1人についてきてもらって私が外に出られれば、あと2人は店での食事も続けられるし、支払いもできるからですね。
万が一を考えたときにも安心できます。
それに、その場から逃げられる。
家族には申し訳ないと思うのですが、常にそうなるかもと想定しながら外食にトライしています。
申しわけないと思っても、やらないと成功体験を積み上げられない。
この頭に「外食は怖くないんだ。ほら、何も起きなかったでしょ?」と記憶の上塗りをさせることが大切なのです。
精神的に安定している時期は夫と2人でも大丈夫なのですが(精神が安定するのは冬が多いです)、私は暑さに元々弱いためは夏場はからっきしダメ。
そのため夏場には、夫と子供2人、そして実家の両親2人を加えた6人で外食にいきます。
もし私がパニックを起こしても1人はついて出てこれる。
そして、家族は交代で食事ができる、というわけですね。
食事をとればエネルギーがでてきて発作は起きないことが多いため、実際の外食時にそのような状況になったことはまだありません。
だけど、そうなっても大丈夫だと思えるようにしないと、外での食事は苦痛です。
今ではどこにいっても無意識に出口とトイレをチェックしている自分がいます。
悲しいことですが、精神が安定するまではこのスタイルが続きます。
首が凝る
パニック障がいやうつ病の方は、やはり似通った症状があるんだそうですよ。
たとえば、首や肩の凝りです。
酷い人が多いそうで、パニック障がいになったら整体や鍼灸院へいって姿勢や凝りを改善してもらえという話は有名です。
私も最初のころ、通ってました。女性の院長がやる鍼灸整体院へ。
2年ほどお世話になって体をときほぐしてもらっていました。
だけど3年前に強烈なぶり返しが起こって単独で外出できなくなってからは、1度発作を起こしたトラウマもある整体院にはいけなくなりました…。
ショック。
整体ってさ、裸に近い格好で寝そべって施術を受けますよね。
つまり、「すぐに逃げ出せない状態」なんです。
特に針とかお灸とかね。
施術中は、逃げ出すどころが動けませんよね。
私は食いしばりが酷いので顎や顔にも針を打たれますが、そこで恐怖に襲われたからといって起き上がっていきなり逃げたら、目撃した人にとってはホラー以外の何物でもない…はず。
顔からなっがい針がビョーンって…。
ビョーン。
私は針や灸をしている状態そのものがとても怖く、予期不安に襲われます。
だからぶり返してしまったあとは行けなくなりました。
ごめんね、先生~。
先生が悪いんじゃないんだよ(´;ω;`)
でも凝りをほぐすのは有効だと思います。
絶対肩も首も凝ってるから! パニック障がい!
だって常に緊張状態なんだもの、全身ガチガチで肩が上がってるよね。
ココロとお財布が許すのであれば、ぜひぜひ整体にいってください。
人は手で肌に触れられることで、リラックスするのだそうです。
プロの方に体をケアしてもらうこと、そして担当の方と少し話すだけでも社会復帰の1歩になると思いますよ。
*あるあるに気づいたら先回りしてやる!
パニック障がいになってからのあるあるは「ああ、わかる!!」 って方、恐らくたくさんいると思います。
そして、そお? という方も、もちろんいるでしょう。
しかし伝えたいのは、とにかく「あるある」に自分で気づいたら、先回りしてそれをやってしまうことです。
恐怖が少し、楽になりますよ。
新しい場所は調べつくしてトイレや出入口、逃走ルート、水を買える自動販売機の場所は覚えておくとかね。
呼吸が細かくなっていることに気付いたら、人前、家族の前でおならをしちゃう前にガス抜きのポーズをしてガスを抜いておくとかですね。
ちなみに私がやってるガス抜きのポーズはこちら。
わかりますでしょうか。横になり、片足をあげて膝を両手でつかみます。
そして手で膝をぐーっとゆっくりお腹に向かって押すと、たまった空気やガスが出るんですね。
左右両方やりましょう。
まあ当然外でいきなり寝転がるわけにはいきませんが、自宅にいてお腹に膨張感があるときなどやってみてください。
結構楽になりますよ。
パニック障がいを持つ人は「恥」を気にすることが多いと言われます。
恥ずかしいという気持が不安を呼ぶそうです。
ですので、いろんなシーンのあるあるを自分で発見し、少しでも不安がなくなるようにトライしてみてください。
*パニック障がいおすすめの本
「パニック障害の不安がスーッと消え去る17の方法 症状改善率98%のカリスマ心理カウンセラーが明かす」です。
心理カウンセラーで、自らもパニック障がいを克服した経験がある著者が「心・体・遺伝子」に働きかける最新メソッドを紹介していますよ。
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