2011年からライティングをスタートさせた私。
今までさまざまな方とお仕事をしてきたことで、私なりに仕事相手であるクライアント(発注者)の、クラウドサービスでの選び方ができました。
クラウドサービスは仕事をしてほしい人としたい人を結びつけるサービス。
中には事前にオンラインでの面接や電話での面談を必要とするクライアントもいますが、多くは文章だけのつながりで顔を見合わせることはあまりありません。
当然、仕事を始める前に相手を判断する材料が少ないため、始めてみたらお互いにウマが合わなかったり対応するスピードが違ったりすることがよくあります。
普通はね、それでも引き受けた仕事はきっちりとこなし、一つのお仕事が完了したのちに継続はなしでサヨナラとなるでしょう。
相手を自由に選べるのがフリーランスの醍醐味。
気が合わないのは御互い様のことも多いですし、大人の対応で少しの間我慢をしてやることさえやれば、後腐れなくキレイに離れられるはずです。
しかし中には、まだ仕事は終わってないけれど今すぐ辞めさせて頂きたい!! とキャンセル依頼を出したくなるクライアントがいます。
本当に最悪!! (; ・`д・´)
もうむりむりむり~!!!
と絶叫したくなるようなクライアントとお仕事をしたこともありました(私は大体パソコンの前で絶叫して怒りを発散してました)。
数件のそんな経験を経てできた、私が現在クラウドサービスにて仕事(を一緒にする相手)を選ぶさいにチェックをいれるポイントを紹介します。
*クラウドサービスではここを確認する
何らかのクラウドサービスを利用してお仕事を受注する場合、多くのクライアントの中から選んで応募することになります。
そのとき、私が確認しているのは以下5つの点です。
・過去の評価
・評価に対する返答
・募集要項の詳細さ
・個人か株式会社か
・各種確認をしているか
チェックポイント①過去の評価
そのサービスにて、これが最初の依頼でないクライアントであれば、過去の評価は必ず見ます。
それも1ページ目の5つ6つではなく、出来るだけ過去のものも遡って見るようにしています。
たとえば私が最も利用しているクラウドサービスのランサーズであれば、プロフィールページには最近の評価が数件載るだけです。
しかしその1ページをさらに遡ってみれば、対応がどのように悪かったかの評価があるかもしれません。
実際に私が受けたお仕事で最も悪かったのは、こんなクライアントでした。
・テストライティングで2記事書かせる
・テストライティングは1記事300円
・コロコロと書く内容を変更する(レギュレーションがやたら変更される)
・曖昧な修正依頼を受ける(もっとなんとかして、といったふわっとした言い方)
・修正して提出しなおすと「こんなの修正できてない!」とキレられる
・罵倒する(頭悪いんですか? これで仕事したことになると思ってますか? など)
最初の対応は愛想も良かったのですが、いざ契約をすると言葉遣いがどうにも下品。
どんどん印象が悪くなっていった相手です。
くっきりと刻まれる眉間の皺…!!!"(-""-)"
とはいえ、お仕事はお仕事。
責任を放棄するわけにはいかないと歯を食いしばり、2回ほどの修正はしました。
しかしどうにも曖昧な指示でキレられるのが耐えがたく、これは関わってはいけない人だ! と判断したのですね。
あとはすぐにキャンセル依頼。
それまでかけた時間や疲労は捨ててもいいから、とにかく離れなければいけないと思いました。
私はキャンセル依頼をするまで、一定してビジネスライクに接してきました。
言葉遣いには気を付け、丁寧な対応をしてきたつもりです。
しかし修正依頼を出すころから、相手は良い態度などゼロでしたね。
後で相手の評価を過去までさかのぼってみると、発見したのは以下のコメント。
・「いきなり態度を変えて人格否定してくるなど、暴言が酷かった」
・「募集に書いてなかった内容や追加をお願いされ、断ったら罵られた」
・「不誠実な方です。支払いもしてくれず、システムが支払うまで待たされました」
などでした。
1つならともかく、複数のそのようなコメントを発見したのですね。
まじか、ちゃんと見とけばよかった!!(T_T)💦
私はその評価画面をガン見したあと、自分の頭をハリセンでゴンゴン。
最初にすべての評価をきちんとチェックしていれば、嫌な思いをすることもなく、無駄な時間を使うこともなかったのにと猛反省しました。
変な人は、いつまでも猫を被っていられません。
自分だけでなく他の誰かにも本性を見せているものです。
それを知るためにも、相手の評価はきちんと見てから仕事に応募するか決めましょう。
チェックポイント②評価に対する返答
仕事は終わったのだから評価なんて適当で良い、と思っている人は、仕事やその対応もおざなりでスピードが遅いことが多々あります。
人からいただいた評価に対し返答がある場合、私はその中身も必ずチェック。
そこに誠実な返答があれば、たとえ仕事上で誤解が生じるようなことがあったとしても、話し合いなどで解決できる相手だなと思うからです。
こちらの話をきちんと聞いてくれるのか、話し合いが成立するのか、そういったことは、評価ページをみればある程度わかりますよ。
チェックポイント③募集要項の詳細さ
募集ページに詳細が書き込まれているかどうかも大切なポイント。
今まで募集要項がしっかりと作られているクライアントで、嫌な気分になったことはありません。
そして、「詳細は相談」ばかりで「ブログ記事をお願いします」「SEO記事を依頼します」としか書いていないような人は、契約後に担当内容を追加してきたり連絡が取れなくなったりすることがありました。
つまり、何を求めているのかを自分で理解している人は、トラブルになりにくいのですね。
中には、で、これ結局ナンボやねん…。
という、報酬の記載すらない方もいます。
金額もわからない仕事に応募する人おるんかいなと思いますが、もし応募して当選してもそういう相手はえてしてまともな金額を払いません。
お気をつけください(クラウドサービスではそういう場合、運営に通報してくださいと書いてあります)。
チェックポイント④個人か株式会社か
出来れば、個人相手ではなく会社相手の方が良いです。
もちろん、絶対個人はダメというわけではないですよ。
私が今までお世話になったクライアント様には個人の方も多く、大変良いお付き合いが出来た方も大勢いらっしゃいます。
しかし何らかのトラブルがあってこじれたとき、個人の方は連絡が取れなくなってしまうことが考えられます。
その点会社であれば契約が手順を踏んでしっかりしていますし、担当者の対応に不満があったりその方が病気などになってしまっても、他の方が対応可能です。
会社の電話番号や住所などがあれば、次の手を打つこともできるでしょう。
とはいえ残念なことに、上場しているような会社であっても変な対応や、これはないだろうという結果になったこともありますので、一概には言えないのですが…。
取引相手としては、会社相手の方が安心は安心です。
チェックポイント⑤各種確認をしているか
これは、クラウドサービスである本人確認ですね。
私が現在メインで利用しているのがランサーズなので、こちらを例に出します。
プロフィールには本人確認・電話確認・機密保持確認といった項目がありますが、それを1つも達成していない発注者・依頼者をよく見かけます。
ライターには身分証明書の提出が済んでいるか、レスポンスは早いか、修正に応じるか、資格持ちかなどさまざまな条件を募集要項でつけているにも関わらず、自分は最低限の確認事項もしていないのですね。いや、どーなのそれって…。
やはり、すべての確認を済ませているクライアントが安心です。
ついでに顔写真つきの方は、やはり信頼度がアップします。
ライター側も顔写真付きであれば依頼が増えるというデータがあるそうなので(ランサーズでは顔写真を推奨しています)、人間は顔を見せている人を信頼しやすいのでしょう。
というわけで、やはりクライアントも顔写真はつけていてほしい。
仕事に対しての真剣さはこういう細かいところにも出ると思いますので、ここもチェックしてみてください。
*クライアントは評価をチェックして判断!
今までその方とお仕事をされた過去のライターの評価やコメントは、仕事を受けるかどうかの判断のもとになります。
特に私のようなフリーのWebライターは、生活費に直結するために中々不満があっても言い出せません。
不満があっても出来るだけ我慢をして、早く仕事を終わらせようとする傾向にありますよね。
だけどちょっと気を付け、前もって相手の過去の評価をチェックしていれば、不満を持ちながら大切な時間を使ってライティングする必要はなかったでしょう。
最初の頃は契約できたことが嬉しくて、少々なら理不尽にも耐えました。
これはいけなかったですね。
そのせいで、あまり質のよろしくない発注者は改善されないわけですから。
後々の人のことを考えると、耐えるべきではありませんでした。
しかし最近はようやく仕事を受ける前に変な相手ではないかどうか、出来ることは確認するようになりました。
おかげで快適なライター生活を送っています。
自分で企業に営業をするのではなくクラウドサービスを使って仕事を受ける場合、クライアントがどんな方か、評価などを使って出来る限り調べるようにしてくださいね。
あくまでも私の経験からですが、何か参考になれば嬉しいです!