10年以上にわたりWebライターやってきて、今まで文字単価・記事単価・時給とさまざまな形態でお仕事をしてきました。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、中でも引き受けることの一番多い形態が、文字単価です。
クラウドサービスをご利用中の皆様には大きく頷いて頂けると思うのですが、募集されているライティングの文字単価、安すぎるものが多くありませんか???
ランサーズでも酷いのになると0.05円とかありますよ! 0.05円だよ!( ゚Д゚)
1000文字書いて50円だよ~っ!!!
んなバカな。
冗談は顔だけにしてくれ。←悪口です。良い子は真似してはいけません
だけど実際にあるんですよね。
そして受ける人間もいる……。
受ける人間がいるから、また同じ金額で依頼をだす、という繰り返しになるんです。
クラウドサービスとしては日本一をうたっているクラウドワークス(現在、私は活動しておりません)で、1000文字の記事を20記事納品して報酬1000円って会社ありましたよ!
うっひょおおおおおー、何の修行だそれ!?('ω')
思わず3度見しましたよね、そのスカウトメール……。
そのとき丁度クラウドワークスに登録したばかりで何の実績もない私は「いけんじゃね? 」と思われたのか、うちで書きませんかとスカウトメールが来たんです。
いやこりゃ酷いでしょと思って、私は次のように返信しました。
「文字単価が安すぎます。いくら記事内容のレベルを問わないといえど、これは搾取です」
そしたら来た返信。
「厳選な審査の結果、今回の契約は見送らせていただくことになりました。悪しからずご了承ください」
って、おいおいおい。
何でこっちが振られたみたいになってんの??"(-""-)"
あたしゃ何のテストも受けてねえよっ!
厳選なる審査って何を審査したんだよっ!
まだ1文字だって書いてねーよ(返信文以外では)!
こっちが願いさげだっつってんだよ!!
正直なところ、私は1文字1円でも安いと思っています。
しかしながら、自分はライティング系の資格やなんらかの国家資格、もちろん実務での編集経験などもない人間だから、1文字1円くれたら非常にありがたい。
まだお互いのことを知らない間だし、信用ができるまでは割り振る予算を抑えたいという考えも理解はできる(間違っているとは思ってますが)。
だけど最低でも0.5円にはならないと、時間がかかるだけで無駄骨ですよね。
たとえ初心者ライターであったとしても、成果物の出来が悪いなら修正をさせるべきで、初めから安く雇うのは違うと思います。
もちろんクライアントによっては最初0.5円スタートだけど、内容を見て翌月からは単価アップしますという方もたくさんいらっしゃいます。
そういう方はまだ希望が見えるから引き受けますし、いい記事書いて単価アップ頑張ろうって思えます。
そのさい過去のライターたちとの評価のやり取りなどはしっかり参考にしますが、アップするよと言われていたら希望を胸に仕事は引き受けるのです。
実際に、私はそれで翌月からの文字単価が1円以上になったこともありました。
最初に比べたら書くのにも慣れてるし(先方の好みや仕様を理解しているし)、書きやすくなったのに報酬が上がるわけで。
そりゃあこちらも頑張りますよね。
だけど文字単価0.3円以下となれば、これはもうダメでしょ。
ちなみにクラウドワークスに限ったことではなく、ランサーズでもありますよ~。
0.1円でもビックリしたけど、更に下をいく0.05円とかね……。
これ、依頼出すとき恥ずかしくないの? と思う金額のせてる方。
ライターの皆さん、頼むから、そんな案件引き受けないようにしましょうよ。
引き受けちゃう人がいるからそんな依頼者が出るんだよ。
雑草みたいに生えてきて、いつまでもなくならないの。
あなたが一生懸命調べてまとめ、文章にしたなら、1文字0.05円なんて安すぎるんですよ!
その金額は、人を馬鹿にしてるんですよ~っ!!
クラウドサービス側として、あれは取締りの対象にはならないのでしょうか?
そもそも最低0.6円以上じゃないと依頼を出せない、とかにはできない?
あからさまに低い報酬の場合は、やはり相場と照らし合わせて出入り禁止くらいしてほしいものです……。
それってライターの我儘なのかな?
世の中には私と同じくほぼ未経験、文章は素人状態でスタートしたけれど、鬼のような努力を重ねて売れっ子のフリーWebライターとなっている方もいらっしゃいます。
現在の年収は1000万円近いし、受ける記事は文字単価8円以上!とか言っちゃう成功者も、確かにいるのです。
別に年収700万がほしいわけではなくとも「それを目指せば自動的によい案件を探す目が養われるのではないか」と最近思います。
どうせなら、目指しましょうよ、Webライターの皆さん。
目標は高く、頭は低く。
年収700万円を稼ぐ自分ならこの仕事は引き受けるのか、そう考えてみてほしいのです。
文章力を磨き、わからないことは調べて理解し、自分のレベルを上げていきましょう。
その努力は必ず自分に返ってきますから。
同じ1,000文字書いて2,000円稼げるか1,000円稼げるか500円稼げるかでは、全然違いますものね。
そりゃできたら2,000円稼げるのが良い!
できるだけ少ない労力で、自分が理想とする稼ぎを得られればよいわけです。
なのでやはり、文章を書くのが初めての方であっても、文字単価が0.5円以下は安すぎる、その認識であってほしい。
「これは無理かも」とビビッてしまうことがあっても、高い単価の案件を探すのがよい、震える手で応募ボタンを押せばよい、そう思います。
どうかWebライターの皆様、安い案件は引き受けないようにしましょう。
最初はタスク案件(これまた安い)を100件くらいこなして「書くこと」に慣れるのはよいと思います。
しかしプロジェクト形式に参加しだしたら、ぜひ文字単価を気にしてくださいね。
安い案件、安すぎる文字単価・記事単価のものは引き受けない。
それを堅守する。
でないと、ひどい案件はなかなかなくなりません。
そして最終的には自分が好きな案件だけに時間をさける、そんなライターになれたらとても幸せだよなと思います。
*こちらの記事もどうぞ
PR
▼PR