Sekime blog~Webライターの雑記ブログ~

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パニック障がい者にとって虫歯は厳禁! 歯を大切にすべき理由と私のつらい歯科経験

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パニック障がいを持つ人、中でも広場恐怖症を持つ人は、虫歯にならないように他の人より気を付けことをおすすめします。

なぜなら健康な人でも怖がることが多い歯科は、パニック発作が起こりやすい場所でもあるからですね。

ただでさえしんどいく常に緊張状態にいるのに、自ら歯科へ行かなければならない状態いを作り出してはいけませんよね。

 

ここではパニック障がいを持つ人が歯を大切にすべき理由、私のつらい歯科経験などを書いていきます。

いろんなことに敏感に反応し、日常を生きることが困難になるパニック障がいを持つかたは、歯を大切にしてしっかり口内ケアをしてくださいね。

*パニック障がいを持つ人はなぜ口内ケアに力をいれるべきなのか

椅子, 歯科医, 歯科, クリニック, 歯, 医療, 青医療, 青歯 パニック障がいを持つ人は歯科が苦手です。

それも一般的な歯科嫌い・苦手意識よりはるかに大きな恐怖心を持つことが多いでしょう。

理由は以下の2つ。

・動けない状態が怖いから

・大きな音が苦手だから

順番に説明しますね。

 

歯科が苦手な理由①動けない状態が怖いから

パニック障がいを持つ人は小さな刺激にも敏感に反応してしまい、巨大な不安感を生み出してパニック発作を起こします。

そのため、「拘束された状態」が非常に苦手。

ここでいう拘束は、何も縄で手首を椅子につながれるといったようなことではなく、ただ単に「動けない」状態をさします。

 

たとえば・・・

・美容院の椅子

・スーパーのレジ待ちの行列

・電車やバスの乗車時間

 

信号待ちですら苦痛です。

そんな状態ですから、「寝ころんで腹を人に見せ、口を大きく開けてじっと動かずに治療を受ける」歯科は、究極に恐怖を感じるという方が多いんですね。

 

そもそも人間も動物ですので、人にお腹を見せて寝転がるということに本能的な恐怖心を抱きます

子供がお腹を見せて親に歯磨きをしてもらうのを嫌がるのは、これが原因の1つと言われているほど。

大人でももちろん、潜在的な不愉快さがあるのでしょう。

 

歯科が苦手な理由②大きな音が苦手だから

そしてもう1つ、パニック障がいを持つ人の多くは、音にも敏感になります。

刺激に弱くなっているため、大きな音が苦手なのですね。

ところが歯科では治療中に大きな音がたちますよね。

ドリルを使うとき、だ液を吸うホースなど、かなりの音が耳元で響きます。

あれがつらいんですよ…。

調子が悪いときには、パチンコ屋から漏れる音がつらいと遠回りをする人もいるほどです。

耳元で大きな音がたち、さらにしばらく動けない。

これらが原因で、パニック障がいを持つ人は極端に歯科を避けます。

 

何とか歯科を避けようとすると余計関わるはめになる

もちろん安定剤、頓服は持っています。

しかしできるだけ歯科に行く機会を減らそうと、多くのパニック障がい患者は少々の歯痛では歯科へ行きません。

そうすると、当然ながら虫歯や歯周病はどんどん進行していきます。

初期虫歯であればまれに自然に改善するケースもありますが、基本的には虫歯・歯周病は自然治癒はしません。

絶対に歯科医による治療が必要です。

しかも、治療開始が遅れれば遅れるほど治療日数は伸び、かかる費用も膨らみます。

より恐怖の時間が長くなるということですね。

 

そのため、もしパニック障がいを発症したのであれば、普通の人より歯科が怖くなると考え、より口内ケアに注力するほうがよいと思います。

 

*普段の歯磨き&口内ケアを完ぺきにして自分を歯科恐怖から守ろう

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Webライターとして歯医者のコラムを書くという案件を頂いたとき、虫歯や歯周病について調べて書きまくったので、今では知識だけはあります。

私はそれを駆使し、真剣に歯磨きをしているのですね。

たとえば、以下は毎日の歯磨きのポイントです。

  • 歯ブラシは「普通」の硬さを選ぶ
  • 歯磨き粉は研磨剤を使っていないもの、泡立ちが少ないものを選ぶ
  • しっかり5分は磨いたあと、フロスと歯間ブラシを使って隅々まで汚れを掻きだす
  • 寝る前は以上にプラスして、マウスウォッシュを使用する
  • 歯磨きに力は不要、床を箒で掃くようなイメージで磨く

これをやりだしてからもう6年は虫歯がありませんし、進行しかけていた歯周病も軽度を維持しています。

30代後半になったころから歯茎からの出血や、歯茎が下がって歯がのびるという現象になっていたのですけどね。

それを食い止めることに成功しました!

やったー!(*‘∀‘)!!

口臭もなくなり、スッキリ爽やかなうえ、風邪をひくこともなくなりましたね。

やっぱり口の中から何かの病気に感染することが多いのでしょう。

 

歯ブラシだけじゃダメなの? と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、歯ブラシだけでは足りません

実は歯ブラシで取れる汚れは、約6割※)。

残りの4割の汚れは歯と歯の間にこびりついたままです。

それを奇麗にするためには、フロスや歯間ブラシを使うしかありません。

※参考:口臭が気になるなら歯科へ!口臭の原因や歯医者で行う口臭治療の内容は? | ハピネス歯科ブログ

 

というわけで、歯ブラシによる清掃をしたあとは、必ずデンタルフロスや歯間ブラシを使いましょう。

さらに念を入れてマウスウォッシュで殺菌しておくと完璧です。

毎日のケアをしっかりしていれば、歯科へは定期健診だけでOK。

歯科検診ではドリルを使うことはありませんし、だ液ホースの使用も滅多にありません。

音も拘束時間も短くなるため、さほど恐怖がないのですね。

ですからパニック障がいを持つ方には、ぜひ毎日の口内ケアをしっかりとやって頂きたいです。

歯科での時間が減るうえに、口内の状態は全身の健康に影響します。

頭の隅にとどめておいてください。

 

ちなみにここで、私が使っているマウスウォッシュを紹介しておきます。

新感覚マウスウォッシュとして一時期CMが頻繁に流れていた商品ですね。

プロポリンス。

歯磨き前後や口の中のべたつきが気になるときなどにこれをクチュクチュすると、汚れを奇麗にはがせるという商品で、歯磨き後でも結構汚れが残っていることがわかります。

あれは衝撃。

ただ単に面白いって理由だけでも試してみてほしいです。

 

これを使うようになってから、朝になっても口の中がべたべたしなくなりました。

パニック障がいのため食いしばりがある私は、歯や歯茎、粘膜を守るために就寝時はマウスピースを着用しています。

これ、朝起きたら口内がベタベタするんですよね、やはり撲滅はできない口内細菌のせいで…。

しかしマウスウォッシュを使うようになってからは、起床時にその不快感もなし!

うへへへへへ~嬉しい効果でした。

良かったら、ぜひ!

 

*私が歯磨きに本気を出すようになったつらい歯科経験

愛, 中心部, 壊れた, 悲しい, 不幸です, 泣く, 泣いている, 茶色の愛, 茶色の中心

ではここからは、私が今のように歯磨きに本気を出すようになったきっかけについてお話していきます。

少々長いので、興味がない方は飛ばしてくださいね。

 

元々の私の状態や考え方、かなりつらい思いをした歯科でのできごと、現在の状況を順に書いていきたいと思います。

お時間ある方はお付き合いください。

 

歯医者を怖がらない子供で歯を大切にしていなかった

私は、子どものころから虫歯が多くありました。

甘いものもよく食べていましたし、歯磨きはめちゃめちゃテキトーでした。

今から考えたら恐ろしい状態で(ちなみに親の名誉のために述べますが、彼らは言うことをちっともきかない娘に何度も歯磨きの大切さを説き、習慣づけようとしておりました)、昔に戻れるならまずは自分の頭をハリセンで殴りたいほどです。

 

難儀だったのは、私は歯医者を怖がらない子どもだったこと。 

普通の子どもは歯医者が嫌いなのでしょうけれど(痛みや見えない怖さで)、私は全然平気でした。

むしろ歯医者にさえ行けば、この状態を何とかしてくれる! と思っていて、歯医者さんって神様やん✨とまで思っていたのです。

絶大なる信頼感。

故に、自力の口内清掃には気がむかない。

どうせ歯医者さんが何とかしてくれるから~ってなもんです。

あー、ほんと、昔の自分をはたきたい。

 

パニック障がいを発症して歯科が苦手になった

思春期を迎え成人するころには、さすがに人目や口臭が気になりますから、歯ブラシは毎日するようになっていました。

なので子供の頃に比べると虫歯は激減します。

とはいえ前述したように、歯ブラシのみでは汚れは全体の6割程度しか落とせませんから、4、5年に1回程度の割合でやはり虫歯になります。

仕方ないな~と思って歯科に通いました。

 

ですが、30歳でパニック障がいを発症してしまったんですね。

以来、病院と名のつくところは恐怖の対象になりました。

何せ病院って人が多いでしょ。

絶対待ち時間があるでしょ。

個室が狭くて窓がない部屋が多いでしょ。

そのすべてがダメですよね、広場恐怖を持つパニック障害がい者は。

 

しばらくは大丈夫だったのですが、子供の頃治療した銀歯が痛むようになってしまったのです。

いわゆる2次カリエスですね。

※2次カリエス・・・1度治療したところが再び細菌感染し、虫歯になること

そこで仕方なく歯科を探して治療にいくことにしました。

 

虫歯治療で行った歯科で怒鳴られて委縮

歯医者を探したとき、ネットの口コミ評判で選びました。

ネットの口コミや歯科のホームページでは、治療のスピードが速く先生は丁寧、何回も通わなくてよくて助かったと書いてあったので、期待していました。

先生は腕が良いのはもちろんのこと、できるだけ優しい人がいい。

そして予約制で、あまり待たずに済むところがいい。

そんな基準で選んだ歯科が、古いビルの3階にあったんですね。

小さな歯医者で、受付の方が1人、医者が1人で歯科衛生士さんも1人だけでした。

 

ビルの奥に階段があったので、エレベーターが怖い私は1人で来ていたこともあり(当時はまだ薬を飲めば単独で行動可でした)、まずは階段で3階まで上がったんです。

ところがドアには鍵が!

仕方なくまた下まで降りて、緊張しながら古くて遅くて狭くいエレベーターでクリニックへ行ったのです。

このエレベーターが、また最悪…。

がたがたと揺れるうえに音が大きくスピードものろく、広場恐怖症になってから閉所恐怖症も若干でていた私には恐怖以外の何物でもないシロモノでした。

何とかそうやってたどり着いた歯科では、待っている患者は1人もおらず、すっと診察に入れました。すごくホッとしたのを覚えています。

予約時にパニック障がいであることなども伝えており、治療も優しかったです。

説明もしっかりしてもらいました。

だけど、帰りがつらかったんです。

 

会計を済ませていざ! と思いましたが、緊張を薬でごまかしていた私、治療で疲れ果てており、どうしてもエレベーターが怖かったんですね。

受付の後ろには鍵が閉められた階段へのドアが。

自分をそこから出してもらい、また施錠してもらうことができるだろうか…そう思って、受付の女性にその旨伝えました。

女性は困って、先生に相談しますねと奥へ。

すると何だかいきなり戦闘モードになった歯科医が現れて、「何ですか?」と。

 

その剣幕にまずちょっと驚きましたが、先生に自分の状態を説明し、受付の後ろにある非常階段を使わせてもらえないか、とお願いしたのです。

その階段はビルに入っている他のテナント(美容室)などは普通にお客さんの使う道として使っている階段ですが、なぜか歯科だけ非常ドアを閉めているのです。

そこで、こちらを使っていないのはわかっていますが今は緊張状態が酷いので、エレベーターが怖いんです。階段を使わせてもらえませんかと聞いたわけです。

次の予約では対策を考えますので、今日だけで構いませんからと。

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 すると医者は渋い顔をした後、さっきまでの静かな態度を変えいきなり大声になって言いました。

「非常階段は非常のためにあるんだし、ドアの鍵はいきなり変な男が階段から入ってきたときなんかに僕やスタッフを危険から守るものですから! あなたのためだけに一々開け閉めしてられないでしょう!」って。

 

びっくりしました。

 

「すみません、それは無理なんです」と普通に言ってもらえれば、そうですかと悲しみながらもすぐに諦めたのに。

さらに言えば、毎回自分が来たときに開け閉めしろとは言ってない、今回だけであるとも伝えたのに。

あれ? 私、そんなに押し付けがましく言ったかな? と一瞬悩んだほどでした。

 

ってか、エレベーターであってもいきなり男が入ってくることはあるでしょうし、むしろ非常階段はいつでも利用できるようにしておくべきなのでは?

非常階段をしめていたら、エレベーターから変な男が出ていきて襲われたらどうやって逃げるわけ?

 

そう思いましたが、その場での反論はしませんでした。

こっちにまっすぐ向かう怒りや困惑の雰囲気が、強烈な刺激となって私を襲っていたからです。

 

どうしていきなり怒鳴られたのかがわかりませんでした。

何が、先生の怒りに触れたのだろう?

 

そのときはビックリしたのと怒鳴られたショックもあって、

「無理ならいいんです。エレベーターで頑張ります…」と何とか伝えました。

薬を飲んでいてもすでに恐怖状態だったので藁にもすがる思いで頼んだことを断られ、震えていましたし泣きかけでした。

そのときはさすがに見かねたらしい受付のお嬢さんが、他の患者さまもいませんからとエレベーターで下まで付き添ってくださったのでした。

 

その歯の治療が終わるまでは母や子供についてもらっていくようにしましたが、それ以降はその歯科へ通うことはやめました。

腕はいいかもしれないけれど、この医者は優しい人間ではない、と感じたからです。

もしかしたらその先生は、変な男にいきなり入ってこられて怖い思いをしたことがあるのかもしれませんね。

それで敢えて選んだあの3階だったのかも。

だけど、目の前で震えて真っ青になっている人間の、「ドアを開けて欲しい」という希望を大声で拒否することは、私には理解できません。

 

現在の私は6年間虫歯なしで歯周病も改善

現在は4カ月おきに歯医者に通い、定期健診をしてもらって日々懸命に口内清掃につとめ、何とか虫歯ができない状態、つまり治療の必要がない状態を維持しています。

定期健診は数か月に1度30分程度ですので、頓服を飲んでいけば大丈夫。

さらにクリニックにお願いをして、夫と同じ日、同じ時間に入れてもらってます。

もちろん安定剤を飲み、水とハンドタオルという「お守り」を持参。

おかげで発作が起こったことはありませんし、不安で心がざわざわしたこともありません。

それでも精神的にバランスを崩している時期なら、予約の3日前あたりから不眠になり食欲の大幅な低下になってフラフラで行くこともありますが…。

 

経験から作り出した私が各種クリニックを選ぶ基準

 6年前に非常階段を使わせてくれというお願いを大声で怒鳴られて拒否されて以来、私の病院選びの基準は明確になりました。

最低条件は、

・1階にあってすぐに「逃げられる」

・できるだけ中が広くて外が見える

です。

この条件をクリアしたクリニックの中から、さらにできるだけ評判が良くて腕の良い歯科医を探すのです。

いやあ、至難の技ですよ!

特に都会では、歯科って大抵ビルの3階や4階に入ってますよね?

私も今のところに落ち着くまでに、3軒は変わりました。

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もし6年前の歯科が1階であったなら。

そうでなくても、せめてエレベーターがあれほど古くなかったら。

非常階段も解放して使っているクリニックだったら。

私は多分、まだあの歯科に通っていたでしょう。

先生も怒鳴ることはなく、私はいい先生に出会えたと喜んでいたかもしれません。

なので、最低条件はクリニックの立地です。

今では、整形外科・泌尿器科・耳鼻咽喉科・歯科・内科・眼科でお世話になっているところはすべて地上階のクリニックです。

 

今お世話になっている歯医者さんはもちろん1階にあり、中もほどほどに広く、先生や歯科衛生士の方々も非常に優しいです。

最初のレントゲンを撮るときにも緊張が落ち着くまで待ってくれました。

点検中に服が濡れないようにするエプロンも、首回りに何かが触れると筋肉が緊張で締まって呼吸困難に陥ってしまう私のため、外すことを許可してくださっています。

タイミングをみて「大丈夫ですか?」と確認もしてくださり、本当に感謝しています。

 

医者の腕はそりゃ大事だけど…。

でもやっぱり、その人を心から信頼するためには人柄も大切だよなあ~と思いました(今の担当の先生も、非常に腕がいい有名な方ですよ!)。

 

*自分を守るために歯の手入れはしっかり行おう

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出来るだけクリニックに通わないことが一番、それは間違いありません。

そのため、自分の努力で虫歯や歯周病にだけはならないようにしよう! と私は固く心に決めたのでした。

若い頃はずっと本気を出していなかった「歯磨き」、その3階にあった古いビルの歯医者で怖くつらい思いをして以来、超本気モードでしております

もう1度言いますが、虫歯も歯周病も自然治癒はしません。

放置しておくと大きな病気が起こったり最悪の場合には死んだりもする、恐ろしい疾患です。

 

死ぬまで自分の歯で食べることを目指す、と言われますよね。

やはり元々持っているものが自分にはぴったりなのです。

全身の健康は口から、これは間違いないです。

忙しいからずっと歯医者にいっていないという方もいると思いますが、半年に1回は定期健診を受けてくださいね。

 

そしてパニック障がいを持つ人は、病院に行くにもそんな状態になることもあるのだと、少しわかってくださると嬉しいです(そしてできたら心療内科や精神科も地上階に出来て欲しい…なぜか上階が多いので)。

長い文章を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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