Sekime blog~パニック障害のWebライター、アレコレ語る~

パニック障害もちのフリーWebライターです。仕事のこと、健康と病気のこと、日々のこまごまとしたことや趣味を綴っていきます。

精神疾患と依存の関係は? パニック障害闘病中、あわやアルコール依存になりかけた話。

 

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 今日は、私が危うくアルコール依存症になりかけたお話をしようと思います。

パニック障害患者だけでなく、何等かの精神疾患を持っている方は他の障害や依存症、病気を併発しやすいそうです。

たとえばパニック障害の人の多くの方は、うつ病も併発します。

 

そしてね、〇〇依存にもなりやすいらしい。

そもそも依存体質の方が、パニック障害にはなりやすいらしい。

 

そこでちょっとツッコミたいのは、私は依存症テストをしても「依存体質です」とはまったくでないこと。

収集癖もないし、何事にも結構ドライな性格。

おいどういうこったい! と怒りたいですが、その話をしていたら子供が一言。

 

「その傾向があるってだけでしょ。必ず依存症になるってわけじゃないでしょ」と。

 

いや、まあそうなんですがね。

ぶつぶつ…。

結局私もそうなりかけたわけですしね。

まあとにかく、元々お酒大好きな私が、あやうくアルコール依存になりかけた話です。 

 

目次

 

 *私がアル中になりかけたわけ

ピンクの豹, ドリンク, アルコール, 酔った, 銀行, 残り, 座る, フィギュア, おかしい, 動物

30歳になったと同時くらいに過労で倒れ、そのとき職場にいたメンタルクラッシャーの新人さんの世話で完全に壊れた私。

パニック障害を発症し、電車に乗れなくなって職場に行けなくなりました。

そこで、ちょうど契約満了もきたので退社。

自宅療養にうつります。

 

しばらく寝てれば治る~と思ってたんです。

何せ原因が過労で体力がゼロになったからということだったので、体力さえ戻れば!と思ってました。

しかし働くことが大好きな私、家でじっとしていることに耐え切れず(最初は専業主婦恐怖症か何かだと思ったくらい)、社会からの疎外感が原因でうつ病を発症します。

そこから完全に寝たきり&引きこもり。

 

幸いにも自宅にいることに慣れたため、うつ病は3ヶ月程度で寛解。

広場恐怖がある、軽度のパニック障害患者に戻ります。

そこらへんのことは以下の記事をどうぞ。

 で、徐々によくなり減薬も進み、ほぼ薬の影響がない状態までいったんですよね。

近所の郵便局やスーパー、子供の学校行事程度であれば単独でも行けるようになりました。

 

薬が減るにつれて再開したのが、飲酒です。

 

私はそもそも酒好きです。

お酒そのものにすごく強い人間、いわゆる「ざる」と呼ばれる人ではないですが、女性の中では結構飲む方じゃないでしょうか。

父は高知出身の酒飲みで、子供の頃からお酒を飲む=楽しいこと! というイメージがあるほど、父は楽しそうにお酒を飲む人です。

暴言や号泣、くだをまくってことが一切なく、美味しい~と言いながら嬉しそうにお酒を飲む父を見て育ったので、大人が羨ましかったです。

いいなあ! そんな幸せになる飲みもの飲めて! といった感じ。

 

私も20代の頃は毎日飲んでいましたが、二日酔いにはなったことがありませんでした。

そんなわけで、飲酒に罪悪感などはまったくなく、幸せで嬉しい記憶が多かったんですね。

 

そこまでが前提。

そして、自宅療養で仕事にいかず家にいる私がどうしたかと言うと、昼からお酒を楽しむようになったんです。

何せ、あまり酔いません。

そのため呂律がまわらないとか顔が真っ赤になることもないので、お酒を飲んだことが人にわからないくらい。

そんな状態なので、お酒を飲んでいても家事が可能でした

 

その頃は確か、焼き鳥屋のお昼の仕込み業務でアルバイトをしていたはずです。

週に2回ほど、1回3時間程度。

それ以外の5日間は、家にいて絵を描いたり海外ドラマをみたり家の手入れをしたりして過ごしていました。

 

仕事がない日は、お昼に自分が食べたいものを用意して、幸せいっぱいでビールやワインを飲んでいたんですね。

趣味のドールハウス作りをするときにも、ワイン片手です。

そうするとめちゃ楽しく、びゅんびゅんと時間が過ぎていったのでした。

 

自分に昼からお酒を飲んでいる罪悪感がないので、家族にもそれを話しますよね。

夫はほどほどにしときや~程度でしたが、元々アル中関係の仕事をしていたこともある実家の母は、眉をしかめて言いました。

「それ、アル中一直線やで。お昼から飲むのはやめとき」。

 

え? と思いました。

自分の中では、アル中ってもっと悲惨なイメージがあったんですよね。

飲んでも酔えなくて、どんどん飲む。

悲しみや寂しさを埋めるためにお酒にすがる。

やめたくてもやめられない、といった負のイメージ。

だけど私はまだ、自分でコントロールできてるよ?

仕事の日は飲まないし、ちゃんと家事と育児もできてるよ?

酔って眠っちゃうってことはないよ?

と思ってました。

 

だけど、母にいわれた時点で調べたんですよね。パソコンで。

アル中とは何か、から。

アル中かどうかのテストができるんです。正しくは中毒に進む前の「アルコール依存」ですが、ネットでね。

それもやりました。

ほら私は違うでしょ、ってことが言いたくて。

紹介しておきますね。↓↓よかったらやってみてください。

alcoholic-navi.jp

この中の設問にある、

過去1年問、飲み始めると止められなかったことが、どのくらいの頻度ありましたか?

過去1年問に、普通だと行えることを飲酒したためにできなかったことがどのくらいありましたか?

過去1年間に、深酒の後体調を整えるため、朝迎え酒をしたことが、どのくらいの頻度でありましたか?

過去1年問に、飲酒後罪悪感や自責の念にかられたことが、どのくらいの頻度でありましたか?

あなたの飲酒のために、あなた自身か他の誰かがけがをしたことがありますか?

引用:http://alcoholic-navi.jp/checksheet/

 

は、オール「なし」です。

しかし、1日に飲む量は、WHOが定める基準をはるかに超えていました。

飲んでるねー! って感じでした。

大体、350mlのビールが3缶とワイン2杯、もしくは食事が和食ならそれに熱燗2合程度。

 

そして考えたんです。

毎日お昼近くになったら、今日は何を作ってどのお酒を飲もうってワクワクしてない? →してるしてる。その時間が楽しみで、午前中ワクワクしてる。

 

これは、ネット記事によると、すでに脳がアルコールに慣れて欲しがっている状態だ、ということでした。

仕事をしているときは当然飲みませんが、してないときはほぼ昼から飲む。

昼も飲んでいるんだからいっか~と夜も飲む。

 

いやいや、そりゃ確かに飲みすぎやろっ!! 

って、自分につっこみました。

だけど、それまで気付いてなかったんです。

そうとは思ってなかった。

 

脳がアルコールに慣れてそれを欲しがると、やがて朝から飲むようになり、仕事中にも飲むようになり、仕事にいけなくなり、最終的には家庭崩壊して廃人になる…と。

ははあ! こうなるのね、うちもそのうち!

そう自分で思うくらいに、頻繁に飲んでいました。

 

パニック障害患者は、沸き起こる巨大な不安とガチガチに緊張した体をリラックスさせるため、よくお酒を使います。

私はその上にもともとお酒が好きだったこと、罪悪感が一切なく、とっても幸せな気分になれることから、余計お酒に手を出しやすかったんですね。

 

*こらアカンと思ってからのこと

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こらアカン。

そう思いました。

お昼からリラックスして楽しい一人時間を過ごしてきたけた。

そして私が幸せそうなので周囲の人も止めなかったけど、やはり今の酒量を続けていたら絶対に体が壊れる。

それは間違いない。

パニック障害も治ってないのに、この先一生お酒を飲めなくなるアルコール依存症やアルコール中毒になるのはご免だ! めっちゃストレスがたまりそう!

 

お酒を愛する私、子供が巣立ったあと、夫と晩酌を楽しむだろう毎日を捨てることのほうが嫌でした。

なので、お酒を飲む量を減らすことを決意。

その日から、特別な事情(誰かの誕生日会やお祝いなどで昼から宴会とか)なしにはお昼にはお酒を飲まないと決め、いきなりは難しいかもと徐々に減らしていくことにしました。

まず、昼飲みをなくさないと。

それができたら、夜!

 

だけど、さほど苦労しませんでした。

次の日からお昼にはルイボスティーを淹れて飲むようになり、夜もだんだんと減らして夫と食事ができるときのみ(週に3日程度)になりました。

仕事で疲れたときなど、どうしても飲みたい~! ってときにはノンアルコールで代用。

そりゃ酔えませんが、「お酒を飲んだ雰囲気」は味わえます。

 

現在の飲酒は夜だけで、月の半分は飲酒していません。

夜に飲むときでも350mlのビールが1本で終わることもある程度。

すると、やはりお昼時になって「あー、お酒飲みたいな~」と思うことがなくなりましたね。

やっぱり影響してたんですね、頭。

アルコール漬けになっていたんですよね、頭がね。

恐ろしいことです。

 

で、その後、お酒の量も減ってきたとき、最大のぶり返しに襲われました。

その記事は以下でどうぞ。↓↓

 ぶり返してからは減薬していた薬の量を戻し、禁酒しています。

不安が強すぎて薬で抑える必要があるため、必然的にアルコールを飲む機会も減ったので、できたことかもしれません。

 

私がアルコールを再開したのは、薬の減薬が最終段階に入ってからです。

抗うつ剤の多くはアルコールは不可となっていますので、まともな量の薬を飲んでいる方は、視界からアルコール類を消すことを推奨します。

目に入るとどうしても脳が反応しますからね。

 

ぶり返した結果、久しぶりに訪れた心療内科で担当する精神科医にアルコール依存になりかけていた話をしてみました。

すると、医者はこう言いました。

「あなたは薬のコントロールもできているし、もともと依存体質とは思ってなかった。お酒も人に言われてすぐに反省し、実行できたのは素晴らしいことです。ただ、すぐにやめられたのは、お酒に幸せなイメージがあったからでしょうね」と。

 

どういうこと?

とわからなかったのでさらに聞きました。

医者曰く、悲しみや不安や寂しさを埋めようとしてお酒を飲む人は、辛さをごまかすためにお酒を飲んでいる。そのために、悲しいことや不安、辛いことがあったらお酒に手を出さずにいられなくなる。だけど幸せを感じるためにお酒を飲んでいるなら、幸せを感じる術が他にもあるため、代替えがききやすい。

そういうことだそうです。

へえ~でした。へえー!!(◎_◎;)

 

というわけで、私が湯水のようにアルコールを飲んでいたのは半年間ほどです。

しかし体にはかなりの負担があったと思います。

あそこで立ち止まれて、戻ってこれてよかったです。

 

せっかくなので、自分がアルコール依存なのではないかと考えてから調べたことを、ここでも書いておきますね。

 

*精神疾患を持っていると、依存症になりやすい?

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 精神疾患を持っていると、依存症になりやすいか。

その答えは、YESです。

そもそも依存症も精神疾患の一種ですね。

精神病は1つ発症するとそれだけってことは稀で、大体2,3種類の別の病気も併発します。

ですから、何等かの依存症にもなってしまう方が多いんですね。

 

私もうつ病を併発しましたし、アルコール依存症になりかけていました。

今、上記で紹介したテスト(厚生労働省が出しているアルコール依存症チェックテスト)を受けると、結果はこうです。

「問題飲酒はあるが、依存症には至らない」

おお良かった…。マシになっている(´;ω;`)

 

問題飲酒というのは、1度に飲むアルコール量が3~4を超えることがある、というところでしょうね。

熱燗2合にビール500mlを飲むと、ここはあっさりオーバーしてしまいますので。

以前は毎日がその量でしたが、今はそれほど飲むには月に2度くらいに減っています。

 

最近は季節の変わり目で鬱状態だったため、2週間ほど禁酒していました。

ですからこのままできるだけ減らしていこうと思ってます。

 

*パニック障害患者が陥りやすい依存症

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 私の場合、アルコール依存でした。

しかし調べてみると、パニック障害患者が陥りやすい依存症は3つあるようです。

  • アルコール依存症
  • タバコ依存症
  • 恋愛依存症

アルコールとタバコは、人をリラックスさせる働きがあります。

ですから納得ですね。

ガチガチに緊張して全ての刺激を受取ってしまい、勝手にパニックになるパニック障害患者には、大きな助けとなる便利なアイテムなわけです。

つい頼ってしまい、依存になってしまうのは理解できます。

 

そして何と恋愛依存です。

へえー! と思って、これもテストがあったのでやってみました。

ところが設問15個中、あてはまったのはたった1つという、私が実に恋愛に淡泊な女であることを発見したのみでした。はははは。

 

パニック障害は、不安障害の1つです。

怯え、困り果て、パニックを起こして自分を見失う疾患です。

そのため、寄り添ってくれる人にどうしても依存しがちです。

私の場合は夫や子供、実家の両親とその対象が多いですが、独身の方で一人暮らしなどしていると、会社の同僚や友達、恋人を頼ることが多いでしょう。

 

特に恋人ですよね。

恋愛感情があるが故に、よりいっそう依存が深まるのかな。

恋愛相談でよくある「メンヘラ」って、つまり恋愛依存の方じゃないのかな~と思います。

その人がいないと生きていけない! と思い込み、執拗にストーキングしたり追いすがったり、離れていかないようにあの手この手で迫るそうです。

 

誰かをすごく好きになるってこと? 頼りまくるってこと? 死が見えるアルコール依存よりマシじゃない? と思って調べてみましたが、そんなことないですね。

ダイレクトに他人に迷惑がかかりますし、やっぱり何であれ依存はよくないですね。

 

ちなみに、この中でも最も治療しにくいのが、恋愛依存だそうです。

タバコやアルコールは薬物治療などの方法がありますが、恋愛は心の問題。

対象の人間と物理的に距離をとったところで、新たな対象を発見するだけなのですね。

ですから、パニック障害の治療とあわせてこちらも心理的な治療が必要となってきます。

 

*依存から抜け出すために

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何らかの依存状態から抜け出すためには、やっぱりこれしかありません。

自分で気づくこと。

私の場合は母からの注意で「え?」と思って調べ出しましたが、それまでこのままじゃヤバイかも、なんてことは全く思いませんでした。

母に感謝ですね。

 

そして、誰かにそれを指摘されても、本人が納得してなければ治療は始められませんし現状改善もできません。

私も自分はアルコール依存症ではない、と言いたいがために複数のテストをやってみて、認めざるを得ない状態になりました。

自分は違う! って思いこむんですよね、やっぱり。

 

もしもパニック障害で悩んでいる方で、お酒が好きという方。

緊張をとくためにお酒を飲んでいる、という方。

いらっしゃれば、私の経験から危機感を持ってもらえればな、と思います。

まずは障害を治すために、処方された薬をきちんと飲み適度に運動をしてお水を飲みましょう。

完全に薬と離れてからの飲酒にするか、週に2日晩酌程度に抑えておくことが、自分と周囲を幸せにしますよ。

 

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