Sekime blog~パニック障害のWebライター、アレコレ語る~

パニック障害もちのフリーWebライターです。仕事のこと、健康と病気のこと、日々のこまごまとしたことや趣味を綴っていきます。

パニック障害を持っていると待ち時間が苦手! その理由とやり過ごし方!

 

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今回は、パニック障害を発症してしまった人が非常な苦痛を味わうちょっとした時間、そう「待ち時間」についてです。

 

私もやはりあらゆる待ち時間が苦手になりました。

現在の私は広場恐怖が1度悪化して以来、単独で行動ができないため常に付き添い人がいます。

そのため待ち時間もある程度は大丈夫ですが、単独で行動できていたとき、パニック発作の不安が高まるのは待ち時間のことが多かったです。

 

何の恐怖も生まなさそうな「待ち時間」、なぜ不安が高まるのでしょうか?

そしてどんなシーンに苦痛を感じるでしょうか?

現在もパニック障害に悩んでいる方や、家族・友人・恋人がパニック障害だという方のために、紹介していきます。

 

目次

 

*パニック障害になると「待ち時間」が苦手になる

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パニック障害にはさまざまな症状があり、その内容やレベル、恐怖や不安を感じるポイントやタイミングは人によって違います。

しかしパニック障害を発症した方の多く(約8割)は、広場恐怖症にもかかります。

広場恐怖症は高所恐怖や閉所恐怖と同じ恐怖症の1つ。

公共機関や公共施設など、人が多く人目がある場所で不安を感じる病気ですね。

 

待ち時間が苦痛になる原因は、この広場恐怖ではないかと言われています。

詳細は後述しますが、「待つ」という状態が「逃げられない=精神的拘束」を感じるからですね。

 

パニック障害と広場恐怖については、以下の記事を参考にしてください。

 

・どんな場面が非常に苦痛に感じる?

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渋滞はかなり怖い

では、具体的にはどんな場面で非常な苦痛を感じるでしょうか?

たとえば、以下のような「待つ」状態です。

・信号待ち
・スーパーのレジ待ち
・銀行や郵便局などでの順番待ち
・電車のポイント切り替えの一時停車
・高速道路の渋滞
・電車やバスなどの発車待ち

 

パニック障害や広場恐怖を持っていない人からみると、「え? こんなときにも?? 」と驚く場面が多いのではないでしょうか。

 

上のたとえで紹介したシーンは、私も9年前に発症するまでは全然平気な場面でした。

なんなら「ちょっとした待ち時間」って便利に感じてすらいましたね。

靴ひもを結び直したり、スマホをチェックしてとりあえずメッセージに返信をしたり、鏡をみて化粧をチェックしたり。

いろんなちょっとしたことができる時間が「待ち時間」でした。

待っていれば必ず事体は進むので、よっぽど急いでいるとき以外は何にも感じなかったことを覚えています。

 

ですが、現在はダメです。

付添人がいれば少々の待ち時間は過ごせるようになりましたが、安定剤を飲んでおらず一人だったとしたら、すぐに湧き上がってくる強烈な不安を感じます。

 

眩暈を感じ、鼓動がバクバクと音と立て、全身の血が足元に向かってダッシュしたように感じ、口が乾いて、心と体が離れたような乖離現象(かいりげんしょう)も感じます。

 

何とか待ち時間が解消されるまで待てたとしても、その後は恐怖と不安の余韻でなかなか元には戻れません。


*なぜ待ち時間が苦手なのか?

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前述しましたが、「待ち時間」というのは、「精神的な拘束」につながります。

元気な方には理解が難しいのですが、広場恐怖を持っていると「今、何かあったときにここから逃げられない」という思いが不安や恐怖を生み出します。

 

たとえば赤信号が青になるのを待っていたとしましょう。

信号が青にならないと、その道を進んで目的地に辿りつくことができませんよね。

赤信号はそれを邪魔します。

ここを渡りたいのに渡れない、信号が変わるまで「待たなければならない」。

そこでじっと待つということは、勝手にどこかへ行ったりできないという閉塞感を持たせるのですね。

 

実際には、歩き回って構いません。

その信号でなくても別のところまで歩けばいいし、歩道橋があれば信号など不要ですね。

だけどそこまで考える時間を与えずに、「逃げられない」と感じ、恐怖を生み出します。

 

もっとわかりやすいのは、スーパーなどのレジでの行列でしょうか。

買い物カゴには買う必要がある品物がたっぷり。

レジ待ちの行列の中では、不安を感じたからといって逃げ出せません。

前にも後ろにも人が並び、何ともいえないピリピリとした空気が蔓延しています。

 

今、この列を離れたらまた最後尾から並ばなくてはなりませんし、すると結局恐怖状態が続きます。

もし恐怖と不安から品物が入ったカゴを持ったまま店の外へ逃げれば万引ですし、かといってカゴを置いたまま逃げると周囲の人は困惑するでしょう。

え? 列から離脱? それともまたあの人戻ってくるの? そう考え、迷惑を与えます。

さらにいきなり真っ青になって走りだすのは奇異の目で見られるでしょうから、恥ずかしさを感じて2度とそのお店に行けなくなるでしょう。

 

パニック障害の人は「人に迷惑をかける」「人から変に思われる」「恥ずかしい思いをする」ことに、非常に敏感になります。

羞恥心がパニックを起こしているともいえるほどなので、「人から変に思われる行動」ができず、行列の中にいると「逃げられない」と強く感じるのでしょう。

 

これは、広場恐怖症の典型的なパターンです。

 

*待ち時間を少なくするためにできること

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待ち時間に不安や恐怖を感じることをなくすには、そもそもパニック障害が改善され、広場恐怖症を克服するしかありません。

しかしそれが現在難しい私は、それでもできるだけ「普通に」日常生活を送るために、それぞれの場所で以下のことをしています。

・スーパー 

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神業店員さんを見つけよう

1、熟練の店員さんのレジに並ぶ
2、前の人のカゴの中身が少ない列に並ぶ
3、レジ前が列になっていたら、出入口付近の野菜売り場などをウロウロして時間を潰す

 

一番良い解決法は、(1)の熟練の店員さんのレジに並ぶことです。

普段から行きつけのスーパーであれば、大体どの店員さんが仕事が早いかはわかってきますよね。

どの時間帯でも1人くらいは仕事の処理が神業的速さの方がいるものです。

そういう方は、往々にしてカゴへの収納能力も凄いうえに商品の扱い方も丁寧。

レジ仕事ってついついじーっと見てしまうものですが、いろんなことに感心してしまうプロの方のところに並ぶようにします。

そうすれば、複数のレジが同じ長さでもその方のレジがダントツで回転が速いもの。

あっという間に自分の番がきて、不安が沸き起こる暇もありません。

はっきり言って、仕事の早いレジ係の店員さんは天使に見えます✨。いつもありがとうございます!

 

しかし残念ながらいつもの「お仕事早い人」が見つからない場合、並んでいる前の人のカゴの中身が少ない列に並びます。

1人ずつにかかる時間が短いはずのため、よっぽど店員さんの手際が悪くないかぎりはそこも列は早めに解消され、自分の番が来ます。

 

それも無理、たとえば週末の夕方のスーパーのように、客入りが多いうえにどのレジにもかなり並んでいるという場合、ある程度レジが短くなるまで、出入口付近で待ちます。

まだ並んでいないので、同じ「待つ」でも気持ちの余裕は全然違うのですね。

そうすれば商品を元に戻して買い物を辞めることもできますし、自力で戻せそうにないときには体調不良を告げてきちんと謝りお願いをすれば、サービスカウンターの店員さんがカゴを片付けてくれますので自由に逃げられます。

 

とうぜん、春先や秋など精神状態が悪くなりがちのときは、混まない時間帯を狙って買い物にいきます。

しかしそれでもレジ待ちをしているときには、上記のことをして発作が起こらないようにしています。

 

・美容院 

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パニック障害を持つ人が苦手な場所、美容院。

基本的に座ったままで長時間「待つ」場所ですよね。

何でもないときには極楽を味わえるシャンプータイムや、雑誌を読んだりして気楽なカットタイムは、恐怖の超・待ち時間へと変わってしまいます。

 

私はもう長い間自力でカットと髪染めをしていますが、美容院へ行っていたころは、シャンプーは断ってドライカットにしてもらっていました。

大切なのは、パニック障害を持っていると伝えることです。

美容院ではパニック障害に慣れている方がけっこう多く、話せばすぐに「はい、わかりました」って言ってくれることも多いですよ。本当、どれだけその言葉に救われることかっ!

 

シャンプーは美容院に行く前に済ませ、最低限のカットだけにしてもらえばさほど時間はかかりません。

首元が締め付けられるためケープも苦手ですが、それも言えばちゃんとゆるめてつけてくれます。

水を持参し、緊張をすれば飲むことがあると話しておきましょう。

 

変な目で見られないかな…と心配している方は、思い切って症状を告げてみましょう。

大体の美容院では慣れていて、出来る限りの配慮をしてもらえますよ。

 

・信号

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信号は多くの場合、そこにしかない、ということは稀ですよね。

つまり斜め前方向の道路の向こう側に行きたいと考えた場合、今目の前の信号を渡っても、今いるところから100m前方の信号を渡ってもさほど距離が変わらないのであれば、信号は待たずに歩き続けましょう。

次の信号で渡れればいいのです。

もしくは、その次の信号。多少戻ることになったり時間がかかったりしても、待ち時間で恐怖や不安が沸き上がるよりマシです。

待ちたくないのであれば、常に歩いておきましょう。

 

また、自分の行動範囲の中でなら、すぐ変わる信号をチェックしておくことも効果的です。

私はボタンを押せばすぐに変わる信号を覚えていて、できるだけそこから渡るようにしています。

赤信号が長いところは極力避け、すぐに青に変わるところを優先するのですね。

 

*待ち時間のやりすごし方

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そのとき、不安や恐怖がわかないようにするためにできることを紹介します。

さほど気負わずできるためおすすめなのは、以下の4つです。

・スマホで天気予報をチェック
・連れとお喋り
・好きなことを考える
・水を飲む

 

1、スマホで天気予報をチェック

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個人的には最もおすすめの方法です。

スマートフォンを持っている方は、ヤフーなどのニュースアプリを入れている方が多いと思いますが、大体は天気予報が見られますよね?

たとえば信号の待ち時間やレジでの待ち時間の間、天気予報を見ていればかなり気がまぎれます。

今日これからの天気は? 明日の天気は? この1週間ではいつが一番寒い(暑い)? などを見てください。

 

特に主婦の方なら、雨雲レーダーなどをチェックしてみましょう。

今どこに雨雲があって、いつ雨が降るのか。

洗濯ものは大丈夫か、布団を干してきていないか、子供たちの下校には間に合うか、など、考えることがいろいろと出てくるはずです。

その内に、待ち時間は終わっていますよ。

 

2、連れとお喋り

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この場合、連れの方がよく喋る人ならさらに良しです。

私の場合は基本的には実母か夫ですが、夫になると「何か話して」とお願いしても困ってぐっと詰まってしまい、不安が消えるチャンスが減るパターンもあります。

残念ですが、うちの夫はお喋りではないので仕方ない。

そんなときはその日の晩御飯の話題と決めていて、何が食べたいかを延々と語り合うことにしています。

 

実母の場合だと女性同士でさほど困らず、何か話してとお願いするまでもなく、次から次へと話題が尽きることはありません。

待ち時間? あら、そんなのあったっけ?

状態になれるので、助かります。

 

3、好きなことを考える

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パニックの予期不安が出ている状態では、実はこれはかなり難しいのですが、それでも発作が起きて欲しくなければ頑張ってもらいたいところ。

私の場合は、お金や間取りについて考えていると、不安や恐怖が和らぎます。

 

たとえば、今日の帰り道に30万円ひろったらどうする? とか、宝くじで2億あたったらどうする? といったことを考えます。

金額が多い2億なら、かーなり細かくお金の使いみちを考えられるので、待ち時間の消費が可能ですよ。

 

考えるときにはぜひ、「ローンを返す、あとは貯金」みたいに一刀両断にせず、2000万円は株につかう。あの銘柄とこの銘柄と…。そんで、100万円で2泊3日の旅行へいく。そのときはこんな服装で、あんなホテルに泊まって…という風に、細かく具体的に想像しましょう。

想像力を駆使して幸せな自分を思い浮かべていれば、不安に負けることなく待ち時間を終わらせられます。

 

4、水を飲む

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そんなごちゃごちゃと考えるのは無理! とにかく今すぐ落ち着きたい! そう考えるなら、水を飲む、これが一番です。

できたら冷たい水がいいです。

保冷水筒などに入れておいて、一口含みましょう。

舌が冷たさに反応して一瞬かなり意識がはっきりとしますよ。

 

水はパニックを持つ方は外出のときには必須のもの。持参しておくことがおすすめです。

 

 

*パニック障害を持つ人が苦手な待ち時間!うまくやり過ごして克服しよう

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小さな待ち時間であれば、日常生活の中に溢れていますよね。

本当にいろんな待ち時間があり、そのほとんどすべてにパニック障害をもつ人は苦痛を感じます。

大切な人がパニック障害になってしまったという方は、私たちがこんな小さなところにも恐怖や不安を感じると知って頂きたいです。

 

だけど残念ながら、「待ち時間」は避けては通れません。

ならばできることをして、苦痛を和らげていきましょう。

 

少しでも気楽に待ち時間を過ごせるように、私がやってきたこと、効果があったことを書いてみました。

参考になれば幸いです。

 

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