しばらく気を抜いた食生活をしていたら、見事に体調が悪くなった関目です。
で、ここはちょっと反省して、体に良いものを食べんとアカン! そう思ったわけです。
だけど体にいいものって基本的にあまり美味しくないでしょ。
味が薄いか手間がかかるか値段が高い、そういうデメリット(私にとって)もあるため、なかなかこれといった食品がなかったんですね。
そして、いろいろ調べて考えたところ、私は全体的に発酵食品の摂取が少なく、腸環境が宜しくないのでは? と思ったんです。
納豆は食べませんし、みそ汁もさほど好きではありません。
豆腐は好きですが、子供らがあまり好まないので食卓に並ぶ回数は少なめ……。
ご飯食いで白いご飯愛好家のため、漬物などご飯のおかずもあまり食べません。
そこで思いつきました。
「あ、でもキムチなら、ご飯と合うしビールにも合う!!」。
ただし問題があって、私は辛いものが苦手。なんか面倒くさいやつですんません。
甘党ののん兵衛なので、明太子やワサビ、からしみたいなものは一切食べないんですね……。
この年でもお寿司はさび抜きです(中学生の子どもはわさびをつけて食べるのに! )。
というわけで、キムチはなかなか難易度が高い……というか、商品の辛さによっては全く食べられません。
だけど焼き肉屋などで出てくる日本人向けになったキムチなどは、おいしいなあと思って食べられる。
納豆食べられないなら、キムチは頑張ってみたらどない? と思ったのです。
そこで、モチベーションをあげるためにキムチとは何ぞ? その効能は? を先に調べることにしました。
ここではキムチのこと、その効果効能について紹介していきますね。
*キムチとは? 世界五大健康食品!
キムチは、韓国の漬物の一種。
白菜などの野菜を塩漬けにし、その後唐辛子やニンニク、くだもの、小魚などと一緒に漬け込んで作る発酵食品です。
大量の植物性乳酸菌を含んでおり、世界五大健康食品の1つに認定されています。
素晴らしいのは、キムチが持つ「植物性乳酸菌」!
乳酸菌といえばヨーグルトと考える方が多いと思いますが、ヨーグルトは動物性乳酸菌。
キムチなどでとれる植物性乳酸菌は動物性乳酸菌よりも丈夫であり、生きたまま腸へ届きます。
含有量も多いんですよ。
キムチの乳酸菌は1gにつき8億個ほども存在しており、ヨーグルトに匹敵。
辛い発酵食品は体を温める効果もあるため、ヨーグルトよりも女性におすすめです(冷蔵庫から出したヨーグルト、食べるとお腹が冷えますのでね)。
キムチの種類
日本ではキムチと言えば白菜を思い浮かべる方が多いですよね。
しかし韓国では、その季節や風土、材料などによって200を超える種類のキムチがあるそうです。
代表的なものだけ紹介しますね。※()の中は韓国の言い方です。
・白菜キムチ(ペチュキムチ)
・大根キムチ(カットゥギ:日本ではカクテキ)
・かぶら大根キムチ(チョンガッキムチ)
・きゅうりキムチ(オイキムチ)
・大根葉キムチ(ヨルムキムチ)
・ねぎキムチ(パキムチ)
わかりやすい野菜を漬けたものではこんな感じでしょうか。
あとは、「ポッサムキムチ」という山海の幸をぎっしりと詰め込んだ円形のキムチがあり、それは「キムチの王様」だそうですよ。
かつては本当に王様の食卓にも並べられたとか。
日本のスーパーでは多分……買えないと思います。
詳しくは知りませんが。
キムチといえばこれ! な白菜キムチは、その熟成度によってさらに3つに分けられます。
・浅漬け(コッチョリ)・・・塩漬け白菜を薬味で和えて食べる。熟成させないため、白菜の食感を最も感じられる
・中漬け(センキムチ)・・・一般的に常備菜として食べられるキムチ。熟成があまり進んでいないもので、調理せずにそのまま食べる
・古漬け(ムグンジ)・・・漬けてから長時間経ったキムチで、そのまま食べるには酸味がきついため、煮物や料理に使う
普段から食べて自分の体に何らかの良い影響を与えるなら、センキムチがおすすめですよ。
*キムチで期待できるメリット3つ
では、キムチを食べることでどんな影響があるかを見ていきましょう。
最強の発酵食品であるキムチ、食べることで期待できるのは、以下の3つです。
・アドレナリンを分泌する
・肌を整える
・腸内環境を整える
アドレナリンを分泌する
キムチを辛くしている成分は、カプサイン。
唐辛子に多く含まれている成分ですね。
カプサインの作用は「胃液の分泌促進」「消化のサポート」で、さらに「アドレナリンを分泌」もあります。
ホルモンの1つであるアドレナリンが持つのは、代謝をアップする効果、そして脂肪を分解する作用。
辛いものを食べると体が温かくなって汗が出ますよね。
これは代謝が上がってるサインです。
ただし、アドレナリンは脂肪を分解するだけ。
つまり、分解された脂肪をしっかり燃焼処理するためには有酸素運動が必要です。
キムチを食べるだけではダメで、ダイエットにつなげようという方は運動と併用しなくてはなりません。
キムチを食べてガンガン運動し、どんどん脂肪を燃焼させましょう。
肌を整える
発酵食品であるキムチには、本来野菜は持っていないビタミンBやニコチン酸などが作られます。
ビタミンBは「美容ビタミン」と呼ばれるもの。
他にもビタミンB1、B12、ナイアシンなどが豊富に摂れるため、粘膜の炎症を抑えたり皮膚や筋肉を作るなど、が期待できます。
抗酸化作用のある「βカロチン」も含まれていますので、肌を健やかに保つことも期待できますよ。
腸内環境を整える
キムチの最大の魅力である、豊富な植物性乳酸菌「ラクトバチルス」。
これによって腸内の環境が改善が期待できます。
腸は「第二の脳」と呼ばれていて、人間の免疫細胞の7割を有しています。
つまり、腸内環境がよくなれば全身の抵抗力向上が見込めるのですね。
腸内環境を整えられると、つらい便秘へのアプローチも期待できます。
*重要!! 効果があるのは韓国式で漬けられたものだけ
実は日本で販売されているキムチは、韓国のものと違って発酵していない状態でもキムチと認められます。
いわゆる浅漬けの状態で、日本人の舌に馴染むように味が調えられています。
しかし発酵していなければ植物性乳酸菌の恩恵は受けられないため、健康への良い影響は減ってしまいますよね。
キムチからの恩恵をしっかりと受けたい場合は、発酵したキムチを食べましょう。
私はしばらくキムチを続けて食べ、「やったー! 体にいいことしてるぞー! 腸活腸活」などと浮かれていましたが、この事実を知ってから食べていたものをじーっと見たら、日本式キムチでした…。
ガッカリ (T_T)
韓国式キムチか日本式キムチかの見分け方
どの商品が発酵したキムチなのかを見分ける方法としては、以下の2つがあります。
・ラベルの文言を探す
・アルンちゃんを探す
商品に「発酵しています」とか「乳酸菌入り」と書かれているかを探してください。
韓国式と書いてなくても、発酵食品であると記載されていれば大丈夫。
そして、韓国では発酵していないものはキムチと名乗れないため、韓国式キムチなら確実に発酵商品です。
韓国式キムチかどうかを判断するには、ゆるキャラのアルンちゃんを目印にしましょう。
韓国政府が韓国の製法で作ったものと認めた商品にはアルンちゃんマークがついていますので、ラベルを見て探してくださいね。
アルンちゃんは、一見燃える蝋燭のようにも見える(個人的感想)白菜キャラ(多分)です。
写真を撮りました!これですね、アルンちゃん!
ちなみにアルンちゃんマークがついている商品には、以下の特徴があります。
1、新鮮で高品質な韓国産の原材料を100%使用
2、徹底した衛生管理のもと厳選された商品のみ販売
3、保存料不使用
4、韓国農協食品研究所で研究・開発し、韓国農協直営工場で製造したものを密封して輸入、鮮度を保ったまま販売される
これだけですでに、体によさそうですよね。
*キムチを食べて全身に良いアプローチをしよう!
キムチは世界五大健康食品!
私は辛いものが苦手なため、今まで本当にキムチ……ひいては韓国料理(や四川料理やタイ料理など)に興味がありませんでした。
だけど結婚して出産し家族を作ったら、夫や子供が好むので焼肉を食べるようになり(実家は魚派)、結果、キムチに出会いました。
辛さだけでないキムチなら何とか食べられるようになったのが、30代になってから。
自分で食べてみようと思うようになったのは、ここ1カ月のことです。
だけどキムチから得られるメリットを調べたことで、ぐっと身近になりましたね。
最強の乳酸菌食品……しっかり食べて、腸の環境を整えて、全身にいい影響を与えていきたいと思います!
私のようにパニック障がいやうつを経験した方は、不安から引きこもりになって運動量が極端に減り、心の元気とともに免疫力もかなり低下してしまいます。
風邪をひきやすくなり、余計クヨクヨ悩むという悪循環に……。
運動と食事は健康の基本ですね。
そこに体を温める香辛料が入った食品を取り入れれば、よりよい刺激になるかなと思います。
合う合わないがあるので無理は禁物ですが、少しずつでも取り入れてみてください。
そして今までキムチは嫌いではないけど、別にさほどすすんで食べもしなかったという方も、メリットが多い食品なのでぜひ食べてみてくださいね。
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