Sekime blog~Webライターの雑記ブログ~

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dTVで映画「マザーズ・デイ」を観た。

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日曜日は映画ナイトです。

最近スパイものばかりのチョイスだったので、今回はコメディ系ヒューマンドラマにしました。

2017年に公開された映画「マザーズ・デイ」です。

今年の母の日も近いので、どうかなーと思って選んでみました。

 

お話は、女性4人と男性1人がそれぞれの事情を抱えながら過ごす母の日までの数日間です。

有名な女優・俳優さんがどんどん出ていて、演技力はもちろんなので安心してみれました。

ジュリア・ロバーツでしょ、ジェニファー・アニストンでしょ、ケイト・ハドソンでしょ、そしてドラマ「ガール・ボス」で主演をしていたブリット・ロバートソン

男性はジェイソン・サダイキスですね。

ジュリア・ロバーツが演じるミランダは通販番組のカリスマ女社長。

いわゆるバリキャリで、未婚の女性です。

まあー、髪型で本当に雰囲気が変わるものですね

華やかな美人ですが、マッシュルーム的ボブカットで赤毛なので、金髪ロングヘアのときとえらく印象が違います。

どちらも素敵ですが。

あの大きな口でにっこりと笑うと、迫力あるわ~。

実はミランダは高校生のときに彼氏の子供を妊娠し、運命の人と思ったのに彼氏は引っ越し、親からは出産を反対され、堕胎できない時期まできたら赤ん坊の養父母を見つけてこられてしまったんですね。

ミランダの親としては仕方ないから生んだらいいけど、赤ちゃんはすぐに養子に出すということです。

ミランダは抵抗するすべもしらず、最愛の人と生んだばかりの子供を失ったわけです。

で、もう仕事しかないと思って以降はキャリア構築に万進してきたんですね。

ああ、どうして避妊しないのよー!! (; ・`д・´)

 まあ当然後の祭りですが、うちにも娘がいるんでミランダの両親の気持ちもわかってしまう……。

今子供が子供を産んで、どうするの? あなたの人生は何もかも変わってしまうよ? ってことですもんね。

自分たちにだって当然影響はあるわけですし。

でもミランダ……つらかっただろうな。

 

そしてジェニファー・アニストン演じるサンディはインテリアデザイナーでシングルマザー。

男の子ふたりのママです。

かなり前に別れた元夫とは共同親権のため、まだ子供の親として付き合いがあるんですね。

で、その元夫が言うんです。

「再婚したんだ」って、突然。

それも自分たちより一回り若いモデルさんと!

子供たちはすでにその彼女に会っており、しかも仲が良いらしい。

元夫は幸せになり、子供たちもその女性と仲が良い!!

サンディはショックを受けるわけです。

元夫は金持ちのようですし、自分にはしてくれなかったことを今の妻にしているようで、それが悔しいんですよね。

これも気持ちがわかる……。

もともと激しい、というか、猪突猛進なタイプのサンディは嫉妬にかられていろいろしでかします。

大人の女性なので、人に迷惑はかけてはいないんですけどね……自己嫌悪に陥ることが多く、彼女はどんどんつらい気持ちに。

 

ケイト・ハドソン演じるジェシーは、保守的で差別的な両親からインド人の彼氏との仲を反対され、長い喧嘩中。

インド人の彼とは国際結婚をし、男の子が一人います。

実姉はゲイで女性と結婚し、子供も設けていて隣に住んでいますが、姉妹はそのことを親には内緒にしているんですね。

そこに、両親がいきなりやってくることで事態が転がっていきます。

この家族は差別問題をクローズアップするために設定されたんだろうなあ~。

有色人種との結婚や、子供がゲイであることを認められない親……。

子供たちは自分が愛する人と自分自身を親の偏見から守るため、嘘をついているんですよね。

でもそれがそれぞれの相方にばれると、やっぱり信頼を失ってしまいます……。

嘘つきたくなる気持ちはすごくわかる。

夫たちを傷付けてほしくないけれど、親は親でやっぱり愛しているからですよね。

ううーん、自分ならどうするか、と思わずじっくり考えてしまいました。

とにかくケイト・ハドソンが可愛すぎて!!

この人本当に猫みたいだわ……。

小悪魔的魅力満載✨です。

 

そしてブリット・ロバートソン演じるクリステンは、恋人との間にできた娘を育てています。

結婚を迫る恋人に、うんと言えずに悩むんですね。

問題は、彼女が生まれてすぐに母親に捨てられて養子だったという生い立ち。

それがひっかかって彼は愛しているけれど結婚に夢をもてません。

どうせいつか別れるなら結婚はしないでおこうと思っているようです。

そう、このクリステンがミランダの子供ちゃんだったんですね。

彼女は素敵な養父養母に恵まれたようですが、その二人もすでに死去、娘以外に血がつながった家族がおらず、孤独を感じていました。

 

唯一の男性、ジェイソン・サダイキスが演じているのは元軍人で今はジムを経営しているブラッドリー。

彼は1年前に同じく軍人の妻を戦地で亡くしています。

最愛の妻を亡くしてからは二人の娘を育てるため頑張っていますが、上の娘ちゃんは高校生で、私にも自分の生活があるの! と不満をもっています。

恋人を作りたいのに家事をしなきゃならないし、心配性の父親が妻を亡くした悲しみから立ち直れず娘たちを過保護にしていて息苦しいようです。

ブラッドリーは焦りますが、思春期の娘とはなかなかうまくいかず……。

娘ちゃんはお父さんにそろそろ立ち直って、他の人とデートしたら? とすすめるのですね。

私は若干これに驚きました。

えっ!!? だってまだ亡くなって1年だよね?? って。

10年くらい経ってるならそろそろ、と思えても、去年連れ合いをなくした父に恋人をみつければ、とは……。

ドライだ。

そういうものなのかな。

お母さんへの思いは別として、生きている人間の幸せを願うならそうすべきという……?

 

はい、で、それぞれのそんな事情を明かしつつ、映画は進むんですね。

サンディとジェシーは近所で仲良しのママ友だし、ジェシーとクリステンも別のママ友だったので3人で仲良く話しているシーンがありました。

で、クリステンの産みの親はミランダですね。

サンディが通うジムのオーナーがブラッドリーです。

ブラッドリーはサンディとスーパーで会うのですが、娘の生理用品を買っているところだったので気まずいんですね。

それでサンディをみかけるたびに全力で逃げたり隠れたりしています。

おお~、これってロマンスが始まる予兆では……。

ほら、サンディもそんなつもりがないので、完全に素の自分を見せていて、気楽そうだし。

完璧に明るい女性、しかもちょっと変ですが文句なしの美人なので、ブラッドリーも少々惹かれている様子……。

 

恋人との結婚を思い悩むクリステンはママ友のジェシーに身の上話をします。

そしてジェシーに産みの母親にあいにいくべきといわれるのですね。

住所は知っていたようですし、自分の母親が有名人であることもクリステンは知っていました。

なので思い切って会いに行くんですが、マネージャーたちに門前払いをくらわされ、あげくの果てに金銭目当てだと思われます。

ショックで茫然とするクリステン。

彼女はしばらく一人でカフェでたたずみますが、大事な舞台に出る前の恋人からの電話で慰められます。

そして彼と結婚しようと決めるのですね。

あああ、良かった……。

さらに、クリステンは自分の娘だとわかっていたミランダが決心して彼女に会いにきたことで、ちゃんと話ができました。

自分を生んだときのいきさつを教えてもらったんです。

ミランダは子供と連絡をとらないという約束の代わりに、毎年クリステンの写真を送ってもらい、クリステンの成長を見守っていたのです。

まじかー!!

養父母もちゃんとそれを守ってくれてたんだなあ!

それもすごい話だ……。

しかしミランダの両親もクリステンの養父母もすでに亡くなっていることで、いわば約束は消えたも同然。

クリステンはわだかまりがとけ、ミランダに自分の娘を紹介。

ミランダもクリステンも、血をわけた身内が見つかった喜びで泣いていました。

 

ジェシーの偏見に満ちまくった両親も、急に訪ねてきて娘たちの嘘に気づきました。

すぐ帰ろうとしたんですが、乗ってきたキャンピングカーが故障してしまい……と続きます。

結果的にこちらも仲直りはできたんですよ。

インド人の夫は嘘に激怒しましたが、それもジェシーの父の機転で仲直りできましたしね。

ちょっとインド人の夫がコミカルで、笑えましたね。

彼の母とかね、テンション高っ! てところが良かったな。

この家族は結構シリアスな悩みを抱えているのに、全員なんだかコミカルだった……。

 

そして迎える母の日。

それぞれの過ごし方で、日はすぎていくのでした。

 

ハートウォーミングな映画と宣伝にありましたが、確かに見終わったあとはじんわりと嬉しく、笑顔になれました。

いやあ、久しぶりにヒューマンドラマを見たなあ!

やっぱり刺激という意味では足りませんが、心地よく幸せな気分になれますね。

 

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