昨日、コロナワクチンの1回目接種を済ませてきました。
結果的には接種会場にいたのは1時間ちょっと、無事にパニック障がい関係で倒れることもなく、ワクチンショックで倒れることもなく帰宅できましたよ。
やれやれ、良かったです。
忘備録として、ワクチン接種の様子を書いていこうと思います。
あとはパニック障がい・広場恐怖・外出恐怖を持ってるよ~って方の参考になれば、嬉しいです。
*出発まではさほど緊張なし
パニック障がいになって10年。
慢性化しているうえに普段はガチの引きこもりで在宅ワーカーのため、最近では予定を入れたことによる不眠・食欲不振症状もマシになってきたようです。
以前は、何であっても予定をいれればそれを気にして不眠症状が出てきたんですよね。
なかなか眠れず、眠れても浅く夢をたくさん見て、だいたい悪夢なのでそれで目が覚める。
夜中の中途覚醒がつらいものです……。
そして食欲不振ですね。
食欲がなくなってものを食べなくなります。
お腹がすくのに食べられないというわけじゃなく、お腹がすかないんですよ。
だから食べない。
だけど今回はそういうこともなく、前日までしっかり眠れましたしお腹もすいてご飯も食べていました。
接種して副反応がでればしばらく仕事ができないと考え、頂いているお仕事はできるだけ片付けておこうと頑張っていたので、エネルギーを使っていたという理由はありますが。
よしよし、パニック障がいもマシになってきてるかも! これってやっぱり朝鮮人参酒のお陰か!? などとほくそ笑んでいたのでございます。
私がやっている健康法。朝鮮人参酒についてはこちら↓↓
そして、接種当日になりました。
無事にお仕事も片付けており、急がなくていいけれどできるだけやっておこうかなという1件と、あとは腕が副反応で痛くなれば洗濯物がしんどいとツイッター仲間に聞いていたので、洗濯機を2回まわして洗濯物を干したりですね。
予約は昼の1時だったので、午前中はそのようにバタバタと動いて過ごしました。
いつもなら不眠症にはならずとも当日の朝には緊張し始めるのですが、それもなかったですね。
これだったら母の付添があれば安定剤なしでもOKかも? と思えるほど、普通の、いつもの自分でした。
ただし、念の為出発30分前には抗不安薬を1錠飲んでおきました。それと冷たい水、母の付添です。
集団接種を選んだわけ
私は今回集団接種を選びました。
精神疾患を持つ人は他の持病を持つ人と同じく、個人病院での接種を選ぶことが多いでしょう。
しかし私が問い合わせをしたホームドクターの内科ではコロナワクチン接種はやっていませんでしたし、ホームドクター以外の病院であれば結局緊張&パニックの対象となるのは同じこと。
というわけで、集団接種を選んだのです。
駅前の高層ビル会場ではなく、体育館を選んだのは「何度も行ったことがある場所」であり「地上階=いつでも外へ逃げられる」であり「広い場所=人で混み合うことはないだろうと判断」だったからですね。
精神的拘束を何よりも苦手とするパニック障がい患者にとって、「すぐに逃げられる=外へ出られる」ことはとても大切な要素。
母の付添+安定剤があれば、体育館でも大丈夫かなと思ったのでした。
*接種会場についてびっくり! 人・人・人!
ところが、接種会場の体育館についてびっくりしました。
人・人・人~!!
人でいっぱいだったんですね…(ToT)
スマホでの予約も全く滞ることなくスムーズだったこと、コロナワクチンであることから当然密状態は避けられているだろうということで、「人は少ないだろう」って思ってたんです。
ところがどっこい、そんなことはありませんでした。
あれだけニュースなどで「早目に行かないでください。早目に来て待たれると密になります」って言ってるのに、1時半からの予約の人たちも来てたしね…。
だから早目に来るなっつってんだろうがよっ!! (# ゚Д゚) 家でじっと時間待ってろよ!!
1時の2分前に到着した私、「予約は1時です」と伝えたら手渡されたのは「128」の番号札でした。
…え? これって今日全体で128番目ってこと? つまり今はすでに120番まで進んでいて、私は8番目ということ? それとも1時からの予約で128番目ってこと?(・_・;)
はい、1時の予約者の中で128番目ってことでした…。(T_T)
その事実を知ったときの呟きです。
1時からの予約で、私128番…。
— いちこん🌸文字を背負うwebライター (@sekimenme) August 11, 2021
クーラーなしの体育館に人が死ぬほどいる。
市長恨んでやる
我が市長は子供が同じ学校ってことで、言ってみれば父母仲間。
普通でいう市長よりも近い存在なので、こんな逆恨みを受けることになりました。
市長、いつも一生懸命いろんなこと頑張ってはるのにすみませんでした(反省)。
これがわかったのは、そのあとすぐに館内放送で「今から1時予約の方の案内を始めます。まずは10番までの方、受付へどうぞ~」って男性の声で流れたから。
1から10ってことだよね……。
ってことは、やっぱりこれ、1時予約者の中で128番目ってことだよね……。
あううううう……(´;ω;`)
到着したとき、待合室はすでに人がいっぱいでした。
その理由がわかりましたよね。
私の前には127人いるはずで、しかも1時半から予約の人もすでに来ているんだもんね。
私と付添できてくれた母は椅子に座れず、立って待っていました。
そこは体育館のロビーなので、クーラーなどはありません。
窓を開け放して巨大な扇風機は回っていましたが、やはり涼しいとは言い難い。
昨日は台風の影響で関西の気温は低めだったため、熱中症を心配するような気温ではなかったことが救いです。
この時点で私は帰りたくなっていました。
128番が呼ばれるまで、もつ気がしない……。
一応安定剤のデパス(エチゾラム)は飲んできていましたが、心がザワザワしてたのでこれはやばい、予期不安に突入するかもと思ってこの時点でさらに1錠追加。
今までも相当緊張する場面(人が多くて逃げられない卒業式や入学式などの式典とか、葬式・結婚式など)でも2錠飲めばだいたい大丈夫だったので。
ここで逃げ出しても結局同じことだ、と考え、「私は死んでいるから恐怖なんて感じない」と自分に言い聞かせて無の状態になるべく務めました。
10人ずつ進みますが、スタッフさんの数が大量だったこと、接種ブースなども多数あったことで心配したほどではなくサクサクと進んでくれたのは良かったですね。結局「130番までの方、受付へどうぞ」の声がかかるまで、25分程度でしたでしょうか。
つまり、30分で150人程度接種の予約を取れるようにしていたですかね。
1時半からの予約の方は、1時半から受付スタートできていたのではないかなと思います。
*接種会場での流れ
受付へどうぞ、と言われたら移動します。
ここで番号札と接種クーポンの確認を受け、本人確認へ進みます。
ずらりと並んだ長テーブルにパソコンとスタッフの方々。
一人ずつ健康保険証や運転免許証などをチェックし、フルネームを言わせて確認します。
次に入った部屋で、また待機。
椅子に座って順番を待つのは、保健師さんか看護師さんか医師さんか(私には見分け?区別?がつきませんでした)による第一問診。
再度フルネームを告げてから、予め記入していた問診票をもとに軽い診察をして、副反応などの説明を受けました。
その後、医師の面談です。
ここで最終意思を確認して流れ作業でワクチン接種となるのですね。
順番にブースで区切られていてスタッフさんがスムーズに誘導してくれましたので、迷う人はいないでしょうね。
体育館の中は巨大なクーラーが持ち込まれていたので、最初に順番待ちをしていたロビーよりも暑さによる不安はなかったです。
医師のOKが出たら接種ブースへ。
利き腕を確認され、注射。
注射そのものはまったく痛くなかったです。
もうここまで来たらあとは15分の待機時間をすごし、帰宅できます。
ちょっとわかりにくかったこと
医師の最終確認前、問診票チェックのときが少々困惑しました。
問診票の1箇所、「現在病気がある人・薬を服用している人」のところにある「担当医師のワクチン接種許可を受けましたか?」が問題だったのですね。
ここね、「医師によるワクチン接種許可を受けたか」には「はい」か「いいえ」しかなかったんです。
私はパニック障がいによる抗うつ剤と抗不安剤を常用しているのですが、呼吸器や循環器系の病気ではないため、特に主治医に確認はしてなかったんですよね。
え? 必要ある? という感じ。
コロナワクチンの接種券にも、「気になる方、心配な方は主治医に相談を」とは書いてあっても「絶対聞け」とは書いてなかったので聞いてませんでした。
しかし受付を済ませるときに「問診票のはい・いいえには漏れがないようにしてください」と繰り返し言われたこともあり、どっちか選ばなきゃならないのかと思ったのです。
で、ここで「はい」と書くと相談して許可をもらったことになる。
でも実際は質問はしてないからそう書くと嘘になる。
というわけで、何も書いてなかったそこは「いいえ」にしていたんですね。
だけどそこは空白で良かったようです。
「聞いてない」という項目がなかったので「いいえ」に印をしたことを告げると、そういう人が多いけれど、いいえに印をつけると接種できなくなってしまいますと言われて「おお…(T_T)」。
対応してくださった方がいいえを消し、未確認と書いてくださいました。
問診票にそういう箇所があれば、そこはチェックしなくても大丈夫なようですので、念の為書いておきます。
*パニック発作寸前! 頼むから、何度も聞いてくれるな…
今回困ったのは、受付前の人が多い場所かつクーラーなしの場所での待ち時間でした。
人が多い、暑いってだけで、別にパニック障がいや不安障がいを持っていない人でも不快ですよね。
私たちよりは精神を保ちながら我慢できるってだけで。
ここは、安定剤を追加して冷たい水を飲むことで無事にパスしました。
そして問診票のところ。
パニック障がいを持っていること、広場恐怖症や外出恐怖症を持っていることを話すと、何度も確認されたんですよね。
「大丈夫ですか? 接種は人の前でするんです。そこで怖くなったら……ねえ。本当に大丈夫?」って。
そのときには薬を追加していましたし接種は目前なので(つまりゴールが見えているので)、落ち着いていたんです。
「大丈夫です、今は怖くないので」って3回は言ったんですよ。
でも目の前の女性は善意から「衝立で囲ったブースもある」とか「人の目があるけど大丈夫か」とか「結構な人がいるけど」と繰り返すんですよね…。
何度も聞いてくれるな! せっかく押し込めた恐怖が出てくるではないかっ(TOT)💦
あれ、辛かったです……。
なまじ善意なのがわかるから、うるさいなあとも言えず……。はあ。
それがあったため、恐怖が再発。
医師の最終確認を待つ間はふつふつと湧き上がる恐怖と戦っておりました。
もうだめかな、とも思ったんです。
情けないけどここで撤退か? もう怖いから、逃げようか。どこから出るのが一番早いかな、とか……。
でも「よし、やっぱり逃げよう!」と決心しかけたそのとき、医師に呼ばれました。
フラフラとボックスへ。
動いていればとにかく「逃げる」ことにはなるので。
そこで対応してくださった医師の男性が、かなり助けになったのです。
年配の医師は私がよろしくお願いしますとファイルを渡すとじーっと顔を見て、「大丈夫? 今日の体調は? 」と聞いてきました。
「緊張してます」と答える私。
注射が苦手なの? との質問には首を振ったため、医師は首をかしげました。
広場恐怖症持ちなので、とだけ返答。
「広場恐怖? それって広い場所がだめなの? 」と聞かれたので、「公共機関や人が多い場所が怖いです」と返答。
そりゃ医師でも精神専門じゃなきゃ知らないよね、とぼーっと思ってました。
するとその言葉を聞いた医師は、「あら、じゃあここはすごく怖いよな? もう早く帰りたいよな? 帰りたいな、早くしよ、早く。おーい、この人はよ通したって~! 大丈夫やで、すぐ済むからな! もうすぐやから! 」そういってぱぱっと通してくれたんですね。
とはいっても順番を抜かしたとかではなく、診察を早く終えてくれたということですが、ありがたかったです。
そのとき私は、顔は真っ白で目が死んでいたはず。
痙攣とまでいかなくても震えもありました。
ささっと終わらせてくださって嬉しかったです。
ちなみに、広場恐怖症についてはこの記事をどうぞ。
*無事終了! 接種後~翌日の様子
接種後の15分は、市が用意してくれているテレビ画面をぼーっと見ているだけで過ぎましたね。
私の近くに座っていた男性が体調が悪くなったようで横になれる車椅子で運ばれていったのはビビリましたが、それ以外は平和な15分。
体育館から出られたときは、ほっとしたあまり笑ってしまいそうでした。
一緒に来てくれた母が無印良品にいきたいというので同行。
そこで母おすすめの「シリコーン調理スプーン」と2種類の冷凍キッシュ、クッキーを買って帰宅。
過緊張からの解放とまだ聞いている安定剤の威力で眠く、2時間ほど倒れていました。
昨日の様子です。
接種後、2時間程度で接種箇所が痛みを感じだしました。
物理的に針を刺された痛みという感じ。ひどくはなかったです。
お風呂にも入れましたし、洗濯物を取り入れることもできました。
夜はお酒もちゃんと我慢して早めに就寝。
姉がワクチン接種の2日めに発熱していたので、体質が一番似ている私もそうなるかなーと思って体力温存のために寝ました。
夜中、接種した左腕が筋肉痛のような痛み。
寝返りが痛くて何度か覚醒。
そして接種翌日の今日ですね、午前中、左腕の筋肉痛のような痛みは変わらずありましたが、何もできないというほどではなく熱も出ませんでした。
今は午後2時ですが、やはり発熱はなし。
どうやらこのまま治まりそうで、ほっとしています(*^^*)
ワクチン接種は1回目より2回目を受けたあとの方がきついとはよく聞きます。
なので2回目を考えるとびくびくしていますが、とりあえず1回目はすべて無事に済んだかなと思います。
以上、1回目接種についてでした。
私はこれからもガチの引きこもりを続けますが、外に行く家族のためにも受けてよかったなと思っています。
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