Sekime blog~パニック障がいのWebライター、アレコレ語る~

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抗うつ薬を卒薬して1カ月経った!私の場合と考えたこと

2023年の3月末に11年間服用していた抗うつ薬の「パキシル」を卒薬した私。

そのときの記事はこちら。

正確にはまだ1カ月は経っていないのですが、そろそろそのくらいになります。

今回は、抗うつ薬を卒業して1カ月経ったその後、私バージョンについて書きますね。

 

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結果的に、つらい離脱症状はありませんでした。

パンパカパーン°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°!!

やったぞー!

抗うつ薬をやめましたが、以前あったようにビリビリと一日中電気が体に走ったり、シャンシャンと一日中耳で音が鳴ったりはなかったのです。

ただし現在、抗うつ薬のサポート力をひしひしと感じている私

離脱症状がなかったのは喜ばしいことでした。

しかし、ただ単に、まだ私が完全に復活したわけではないのだな、ということが鮮明になったというお話です。

 

夫と話してお互いに「あー、抗うつ薬を飲まなくなったからだろうなあ…」と思っていたのがわかりました。

抗うつ薬を卒業して2週間ほど経ったころから、私が何等かの刺激を得たとき、その後とてつもなく心身が疲れ、さらにそれを引きずるようになったのですね。

2週間といえば、体内の血液が完全に新しくなると言われる日数ですよね。

つまり、私の血液から、それまで飲んでいた抗うつ薬の影響が消えたと考えられる日数です。

そのころは私、開業記念日や誕生日が立て続けに起きていました(誕生日を開業日として税務署に提出したため)。

家族や友人、知人からたくさんお祝いしてもらってとってもハッピーな状態。

そしてTwitterでも、幸せなことに多くのフォロワーさんからお祝いの言葉やプレゼントをいただいたのですね。

 めちゃくちゃ幸せでした( *´艸`)皆様ありがとうございます。

ただ、幸福感も強烈な刺激の一種です。

というわけで私は誕生日の後、しばらくとても幸せな日々が続いていたのですが、体や頭が重く、気持ちが疲れた状態に。

感情としてはバラ色なのですが、背後に雨が降りそうな曇り空を背負っている気分でした。

そのとき私は夫に「ほんま意味不明やで。ワケわからんけど疲れてる」と言っていたそうです。

 

そしてつい先日、仕事関係で中々に衝撃的なことがあり、慌てました。

それは私個人の力ではコントロールできることではなかったうえ、今までの11年間にあった仕事トラブルの中ではまだマシな方でした(私のミスや行動がトラブルの原因ではないというのが個人的には大きい)。

そのため最初は慌てて心配したり感情的になったりもしましたが、翌日には結構ケロッとしてたんですよね。

これはこれ。まあ、推移を見守って…。みたいに考えていました。

たくさんの人とそのことについて話ましたし、自分の中では結論が出ていたのですね。

どちらかというと、この時点でかなり他人事のように思っていたと思います。

にもかかわらず、そのショックをひたすら引きずりました。

自分ではもう大丈夫、OK、わかったよ~って思ってるのに、頭はぐるぐるして不安で緊張し、またやたらと疲労を感じたのですよね。

気持ちと精神が別々になったような。

とにかくぐったりと疲れてしまったんです。

受けた刺激の余韻が巨大でしつこい、そんな感じでした。

 

ここで、夫と二人で頷いたんですよね。

「抗うつ薬で、今まではサポートされてたんだなあ」って。

今までは頻度が落ちても長い間、セロトニンの分泌を促す薬を飲んでいました。

セロトニンは幸福ホルモンと呼ばれる神経物質で、うつ病やパニック障がいなどになった人は自力での分泌が難しくなると言われています。

だから、治療の一環として、それを薬で埋め合わせていたのですね。

受ける刺激から鈍感になるように、幸福感を得られるように、立ち直りが早くなるように。

 

パキシルを卒薬したとき、離脱症状はなく、私は日常生活を送るうえで必要なセロトニンは自力で出せるようになっていました。

だけど、刺激を受けたときに平気でいられるほどではなかった、そういうことかなと。

もちろん、これは医師の診察を受けて言われたことなどではなく、ただ一個人の私の考えです。

間違っているかもしれません。

しかし私が感じたのは、受けた刺激の余韻をえらく長く引きずるということ。

脳が処理をするのに時間がかかるためか心身がえらく疲れてしまい、普通に生活はできるけど若干ため息が増える、そうなっています。

 

最近は夢見も悪いですね。

私は毎日運動をし、太陽光を浴び、人と話し、美味しいものを食べ、映画やドラマで笑っています。

なのに夢見が悪いのは、心身が疲れているからでしょう。

そして考えられるのは、抗うつ薬のサポートがなくなったからだな、と。

 

現在の私はうつ状態ではありません。

そのため、抗うつ薬をまた服用しようとは考えていません。

でも担当医が言っていた「起きたときにしんどいな~と思ったら、1粒飲むんだよ。そのくらいでいいよ」て言葉を思い出しました。

ああ~、しんどいってこういうこと?って。

私は朝に強い人間なので、うつ病のときにも特に朝がつらいとかはなかったんですが、この状態がそれを指すのかも。

いやあ、やっぱり薬ってすごいんだねえ……!

ひしひしとそう思いました。

というわけで、まだしばらくは様子を見ますが、つらーい(´;ω;`)ってなるようだったらそう思ったときだけ抗うつ薬を服用する、そのスタイルにしようと思っています。

 

再度述べますが、ここに書いたことはあくまで私の体験と考えたことなので、皆さんに当てはまるとは思っていません。

卒薬後、とても調子が悪いようなら、ぜひ精神科や心療内科を受診して医師と相談してくださいね。

 

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