Sekime blog~パニック障がいのWebライター、アレコレ語る~

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11年間服用した抗うつ剤「パキシル」の断薬が決った!!

先日、夫に付き添ってもらって久し振りに心療内科を受診しました。

私はすでに慢性のパニック障がいになっており、かつ症状が落ち着いているため、心療内科には1年に2回しか通っていません。

ほぼ薬を処方してもらうために行ってるんですよね。

でも担当のおじいちゃん先生は好きだし、主治医と話したいので診察日は楽しみにしています。

そしてですね、今回、私の調子をみて話を聞いた先生が、こうおっしゃったんですよ。

「すごく順調に回復してるね。この11年間は波があったけど徐々に良くはなっていた。だけどSNSを始めたこの1年半で、君の回復は目覚ましい。賢い人だからきっと上手に使ってるんだろう。君はインターネットの世界に、丁度よい刺激をもらえる場を見つけたんだね」と。

そして、続けました。

「もう君には抗うつ剤は不要だよ。このまま減薬して、断薬にいこうか」って。

ななななな、何ですって!??

抗うつ剤を、卒業できるぞおおーーーーー!!!( ゚Д゚)

その時、歴史は動いた。←超個人的に

 

現在は、減薬中なんです。

一度減薬ののちに大きなぶり返しがきて失敗してるので、今回は2回目の減薬トライ中。

▼1回目の減薬で、離脱症状が起きたときの話

▼1回目の減薬で巨大なぶり返しがきた話

 

この11年間、私の体調に合わせて抗うつ剤を増やしたり減らしたりしてきましたが、飲まなくていいと言われたのは初めて!

やったあああああーーーー!!!!🎉

ばいばーい、パキシル! 今までありがとーう!!

私が服用していたのは「悪魔の薬」と呼ばれることもある抗うつ剤、パキシル。

悪魔の薬と呼ばれる所以は、その依存度の高さと離脱症状のひどさから。

一度飲みだすとなかなか止められない薬として有名です。

その12mgを毎晩服用することから始まり、現在は5mgを1日おきに1錠飲むという状態まで減らしていました。

ピルカッターなどがあればさらに薬を分割して徐々に量を減らし、大体半年かけて薬をなくしていくのですが、私はピルカッターを持っていません。

というわけで、この冬には2日服用せず1日服用するを繰り返すパターンにトライしてみます。

医師から断薬(卒薬)の許可が出たということは、私の頭はすでにうつ状態から抜け出しているということ。

セロトニンを自力で必要な分だけ分泌できていると判断されたということですよね。

自分ではとっくに抜けていると思ってはいましたが、それを医師に認めてもらえたわけです。

うっひょおおおおうあっ!!(*‘∀‘)

うれしーい!

だけどここでバシッと飲むのをやめると、ビリシャンと呼ばれるえげつない離脱症状に襲われる可能性があるんですね。

24時間ビリビリと電気が体を走り、耳の中でシャンシャンと音が聞こえるんです。

いきなりびりっと来るので体が跳ねますし、なんというか、それこそ「気がおかしくなる」と思うような状態に、薬の成分が完全に体から消えるまでの2週間耐えなくてはなりません。

ここでそのつらさに負けて薬の量を戻してしまう方も多いのですね。

だけどめげないぞ……絶対断薬してやるんだ~!

現在は季節の変わり目で、心身に影響が大きい時期。

健康な方でも情緒不安定になりがちな季節です。

ですから、さらなる減薬にトライするのは12月から。

そして来年の春には、完全にパキシル(抗うつ剤)と手を切りたいです(*‘∀‘)

 

ちなみに、パニック発作を予防し、沈静化するための抗不安薬(エチゾラム)はまだ続きます。

そのため厳密な意味では断薬(卒薬)ではないのですが、抗不安薬はもともと頓服として必要なときだけ飲んでいるので、影響は少なめ。

常用薬から精神薬をなくせるのは、大きな喜びです。

 

心療内科のおじいちゃん先生は、もう引退間近の方。

私も別の若い先生へ引継ぎはされているのですが、今回たまたま先生がいるときに受けられたので、先生を指名しました。

そしたらまさかの断薬!!

にっこりと笑った先生が「君がここへ来始めて11年だね。慢性化してしまったし、自分では時間がなくて君の寛解がみられないかもと思っていた。間に合ってよかった。私も嬉しい」ておっしゃったんです。

ああ~、本当だ、先生がいる間に元気になれてよかった、そう思いました。

私がこの真っ暗で長~いトンネルのような11年間を這ってでも進んでこられたのは、家族・友人と先生のお陰です(もちろん薬も!)。

感謝感激雨霰(´;ω;`)

ありがとう、先生。

というわけで、今回処方されたパキシルを握りしめ、私はこれから半年かけて、薬をやめまーす!

 

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