Sekime blog~パニック障がいのWebライター、アレコレ語る~

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いよいよ抗うつ薬(パキシル)を卒業だああー!! パキシル様、今まで本当にありがとう。

2023年の4月になりました!

私はこの4月で、11年間服用してきた抗うつ剤のパキシルを断薬(卒薬)しまーす。

うわー、ほんと長かったな…。

パニック障がいは精神疾患の中では割と改善しやすい病気らしく、適切な治療を受けて本人もNG行為をしなければ(オーバードーズするとか勝手に薬を辞めちゃうとか)1年くらいで寛解することが多いそうなのですね。

でも私は途中でうつ病も発症したせいかそうはならず、慢性化してしまっていました。

ところが2年前の4月にTwitterを始めてから、適度な刺激を受けたようで…。

ぐんぐんと改善!

現在はうつ症状はほぼなく、かれこれ4年近くはパニック発作も起こしていないということで、服用してきたパキシルを卒業しましょうか、と主治医に言われたのです。

去年の秋のお話ですよ。

▼そのときの記事はこちら

いやあ、嬉しかったですよね。

で、そこから、1日おきに薬を飲む、2日あけて薬を飲むという方法で数カ月かけて減薬を続けてきました。

主治医から言われた目安としては、「朝、起きたときにしんどさを感じたら飲む方がいい」とのことでしたが、うつ病を脱してからは正直そんなに朝がしんどいときはなかったんですね。

とはいえ、以前減薬したときには離脱症状に苦しめられましたし、そのあとに巨大なぶり返しがきて症状はそれまでよりも悪化、薬も元に戻した経緯があります。

▼過去記事です

なので減薬にはそれなりにビビっていたのですが、今はあのころとは違って外にも出て運動もしているし、きっと大丈夫だ!そう思って減薬再開したのですね。

実際、前回苦しんだ離脱症状はありませんでした。

 

やったーあああああー!!

やったぞおおおおおおおー(´;ω;`)!!!

 

というわけで減薬を半年続けたので、4月には卒薬しようと決めたのです。

そしていよいよやってまいりました、完全に薬を飲まないぞと決めた4月。

3月で最後に服用したのは3月30日ですから、4月2日現在薬を飲まずに3日目ですね。

今のところ、朝にうつ的不快さはありません。

よしよしよしよーし。('Д')

このまま「えー、全然大丈夫やん!薬ほんま要らんようになったわあ~!」て言えますように。

なにとぞ、なにとぞ。

 

だけどね、以前、たとえば1年前なんかにはね、家族のサプリメントを出す係の息子が私の薬を出すのを忘れていたときなどは「やめてよ! お母さんヤバいやん!」ってハラハラしてました。(我が家では家事と共に薬やサプリ管理も家族全員で当番交代制にしております)

薬を飲まなきゃこの平穏な日常は壊れる! という考えがかなり強かったように思います。

でも今はそれがないの。

今日はお母さんが薬飲む日なのに忘れてた! って息子が夕方に慌てて言ってきても、「あ、そう? 今日だった?」みたいな感じになってたんですよね。

薬から、思考が離れていました。

 

ヤダ、なーんて素晴らしいの!!(´;ω;`)

飲まなきゃ! から完全に離れられてるわ!!

そう思ってとても嬉しかったですね。

 

この4月で「悪魔の薬」と呼ばれるパキシルとのお別れです。

長かったなあ…。

11年か。

あのとき、動けない私にすがりついて「お腹が空いた」と泣いていた保育園児の子供たちは、もう高校生と中学生。

大きくなったものです。

まだ外出時に頓服として持っていく抗不安剤は手放しませんが、常用する薬はなくなったと言えるのです!

 

あー、何だこの解放感!!

素晴らしいな!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

今、私は私の体だけで生きているってこと。

それは薬によるサポートがなくても、自分でセロトニンを出して精神を安定させられるということなんですよ、ええ、めっちゃ素敵だ…。

 

でも万が一、これで調子が悪くなるようなら、再度心療内科を受診のうえ、薬は戻します。

もうあのぶり返しは二度と嫌なので、そこは慎重にやっていきたいです。

 

パニック障がいやうつ病を経験してさまざまなことを考えましたが、多分一番思ったのはこれでしょう。

「治療方法や、薬がある病気でよかった」

毎日しんどかったしつらかったですが、薬を飲めば病気にかかっていない人たちと同じくらいの日常生活を送れました。

それってとてもありがたいことですよね。

世の中には治療法もなければ症状を抑える薬もないという病気だって、たくさんあります。

だから薬があるということが、私はとてもラッキーだったなとよく思っていました。

パキシルには感謝しています!

 

私を「私」に戻してくれて、本当にありがとう。

すべてのことに怯え切って縮こまる心身を、動かしてくれてありがとう。

体力がなくて泣くことすらできない状態だったのに、笑えるようにしてくれてありがとう。

 

パキシルがなかったら、私はきっとすでにいなかったはず。

子供たちの成長も見られず、夫を悲しませていたはずです。

 

めっちゃ感謝してます!

だけどもう今生では、お世話にはなりたくないかな (;^ω^)

精神薬高いしね~。

いやあ、金がかかったわ…。

 

今精神薬が手放せなくて苦しんでいる方が、少しでも早く楽になり、手放せますように。

 

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