Sekime blog~Webライターの雑記ブログ~

パニック障がいもちのフリーWebライター&イラストレーター。おすすめの商品や仕事・趣味・訪問先などについて語ります。当ブログはアフィリエイト活動や商品の提供を受けてのPRを行っています。

壊れたデスクトップパソコンからSSDを取り出して破壊! 物理的データ漏洩対処をしてみた

この記事にはアフィリエイトが含まれます

この夏、私が持っていたパソコンたちが次々に故障(´;ω;`)

8月だけで3回もパソコンを購入する羽目になりました(うち2回は初期不良で返品・交換)。

購入したものの初期不良は、購入店で取り替えてもらえばいいだけなので簡単でした。

そして故障したノートパソコンはまだ動く状態だったため、リネットジャパンのパソコン無料回収サービスに申し込み、データ消去ソフトをダウンロードして引き取ってもらいました。

▼関連記事 そのときの記事はこちら

問題は、デスクトップパソコンの方ですね。

こちらは電源を入れても企業ロゴすら現れない状態に壊れてしまっていたので、ソフトによるデータ消去もなかなか難しい。

もちろんそれでも使えるソフトは販売されていますが、ワタクシ一度やってみたかったのが「ハードディスクの物理的破壊」です。

使っていたデスクトップパソコンはSSD(ソリッドステートドライブ)なので、すべきことはSSDの破壊ですね。

というわけで、今回やってみました。

パソコンについては素人の私ですので、まずはいろいろ調べることから始めました。

SSDってそもそも何よ? とか、パソコンの分解の仕方、とかです。

それについても記載しますが、破壊部分から読みたいぞという方は、目次から飛んでくださいませ。

 

*SSDとは?

SSD(ソリッドステートドライブ)は、パソコンやデバイスのデータを保存するための記憶装置の一種です。

HDD(ハードディスクドライブ)とは異なり、SSDは可動部品がなく、フラッシュメモリを使用してデータを記録します。

SSDのメリットは、データの読み書きが高速・省エネルギー・耐衝撃性も優れていることです。

近年、パソコンやスマートフォンなど、多くのデバイスで採用されていますよ。

故障や買い替えなどに伴い廃棄や売却を考える際には、SSDに保存されているデータを完全に消去しなければなりません。

個人情報や機密データが漏洩すると、プライバシー侵害や悪用のリスクが高まります

必ず、適切な方法でのデータ消去をするようにしましょう。

 

*SSDのデータ消去の方法

SSDからデータを消去するための主な方法は、以下の3つです。

それぞれの方法の利点や注意点を理解し、状況に応じて選択しましょう。

  • ソフトウェアを使ったデータ消去
  • 暗号化によるデータ保護
  • 物理的破壊

 

・ソフトウェアを使用したデータ消去

SSDのデータをソフトウェアを使って消去する方法です。

専用の消去ツールを使えば、データを復元不可能な状態にできます。

これらのツールはSSD内部の特定のコマンドを利用して、全セクタを上書きするか、データを無効化してくれますよ。

通常のフォーマットではデータの一部が残ってしまい、復元される可能性があるため、これらのツールを使用することが推奨されています。

  • 利点:簡単に実行できるうえに、SSDの機能に合わせた消去が可能。
  • 注意点:SSDの状態によっては完全消去が難しい場合もあるため、定期的な消去ツールのアップデートが必要。

▼PR

 

 


・暗号化によるデータ保護

SSDを暗号化することで、データを外部から見えなくする方法です。

暗号化されたデータは、正しい鍵を持っていなければ解読できません。

そのため、物理的な消去が難しい場合でも、暗号化することで安全にデータを保護できます。

Windowsの「BitLocker」や、Macの「FileVault」などが代表的な暗号化ツールです。

これらのツールを使ってSSD全体を暗号化した後に暗号化キーを削除することで、実質的にデータを消去した状態にできます。

  • 利点:迅速かつ安全にデータを隠せる。
  • 注意点:暗号化に時間がかかる場合があり、また暗号化される前のデータは依然として復元可能な状態のため、暗号化プロセスに注意が必要。


・物理的破壊

SSD自体を物理的に破壊する方法です。

これが最も確実な方法で、外部からデータが読み取られる心配がありません。

具体的には、SSDをドリルで穴を開ける、ハンマーで粉々にするなどで分解・破壊します。

物理的破壊は、データ消去の最終手段としてよく使われます。

デバイスを他人に譲渡する場合や、確実にデータを消去したい場合におすすめです。

  • 利点:確実にデータを消去できる。
  • 注意点:一度破壊したSSDは再利用ができないため、破棄する際には環境への影響も考慮し、適切なリサイクル方法を選ぶ。


・データ消去サービスを利用する

専門のデータ消去サービスを利用する方法もあります。

企業や機関が使用しているデバイスを廃棄する際によく利用される方法で、データ消去のプロフェッショナルが、SSDやHDDなどを確実に消去します。

・利点:プロに任せることで、完全かつ安全にデータ消去が行える。
・注意点:コストがかかる場合があり、一般的な個人の使用にはやや不向きなこともある。

リネットジャパン では、申し込みでデータ消去ソフトを無料ダウンロードできます

 

*SSDを物理的に破壊した後はどうする?

自治体の廃棄方法を確認しましょう。

自治体によっては、指定の日に電子廃棄物を収集するサービスを提供していることがあります。

各自治体のウェブサイトや窓口で確認し、ルールに従って廃棄してくださいね。

 

*今回は物理的にSSDを破壊します!

はい、ではやっていきましょう。

手順としては、簡単と言えば簡単です。

  1. パソコンを開ける
  2. SSDやメモリを取り出す
  3. 破壊する
  4. 残りを梱包してリネットジャパン へ送る

 

まずはパソコンを「開ける」ところからですね。

はい、主役のDELL OptiPlex9020さんです!

大変お世話になりましたが、電源も入らなくなったので解体してSSDを破壊し、回収業者さんにお願いすることにしました。

まずは横へ寝かせて蓋を開けます。

パソコンの中身ってこんな感じなんですねえ~。

自作しちゃう人とか、ほんとすごいな。

私はこれを見ただけでは何が何やらさっぱりです(;^ω^)

そこまで分解する必要はないのですが、面白そうだったのでできるだけ分解してみました。

ネジを外して取り出していきます

マザーボードやメモリを確認

SSDを発見!

ほんと~うに何もわからなかったので、ネットで調べつつ、いろいろなYouTube動画も観ながらやりました。

これがSSDだそうです。

ほ~、へ~。

こんな小さなもので大量の情報を……!

というわけで、ネット情報に書かれていた通り、破片が飛び散らないようにビニール袋に入れてから破壊します。

子どもに協力してもらって金槌でゴンゴン!

これが、結構大変でした……。

ネットでは「金槌で破壊する」とか「手で割る」とか簡単そうに書いてあったのですが、なかなか割れない!!!

金槌では難しかったので、先がとがったもので再トライし、ある程度破壊できたあとに夫がペンチで挟んでねじ切ってました(;'∀')

一応、破壊は終了!めちゃ大変だったけど。

SSDの破片を集めたら情報を取り出せるため、破片も毎週ずつ不燃ごみで捨ててください、と書いてある情報ページもありましたよ。

大変なんだな、情報漏洩を防ぐのって。

我が家も自治体のごみについて調べ、規則にのっとって破棄したいと思います。

あとは分解したパソコンを段ボールに詰め込んで、リネットジャパンへ送ります!

▼PR

 

初めての経験でしたけど、いろいろやってみるものですね。

やろうとして調べないと頭に入らないことって多いはず。

パソコンのデータ消去にお金をかけたくない方、ご興味ある方は、一度やってみてください。

 

*こちらもどうぞ