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私が育児ノイローゼと家事・仕事の過労によって倒れ、パニック障がいとうつ病を発症してしまった13年前まで、我が家は小さな子ども2人を連れて割と頻繁に車中泊をしていました。
しかし一時寝たきりになってしまったことで、旅行そのものができなくなって数年。
うつは治り、パニック障がいの広場恐怖症も家族の付き添いがあれば耐えられるようになって数年。
ようやく、車中泊をしようと考えるくらいに元気になってきました。
ので、2025年の4月に、15年ぶりくらいの車中泊に挑戦することに!
たった16時間の冒険でしたが、心身に大きな明るい影響を及ぼした車中泊とドライブ、観光について記録のために書こうと思います。
なお、広場恐怖症を持つ私が旅行で気を付けていることについては以下の記事をご覧ください。
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*夜20時半に出発! 目指すは大阪のチベット「能勢」の道の駅
久々の車中泊だということ、コロナ禍を経てキャンプがブームとなり、以前とは車中泊のやり方なども様変わりしているかもしれないことなどから、とりあえず「夜に出発し、車内で寝る」を目的にした今回です。
夕方まで仕事・家事をして、入浴と軽い食事も済ませました。
そして荷物を積み込み、いざ出発!
目指すは「大阪のチベット」能勢にある道の駅です。
・到着後は車内設置と食事
21時頃、無事に能勢にある道の駅「くりの郷」に到着!
今回お世話になるのは、道の駅です。
▼道の駅 能勢 公式サイト
今までに「るり渓」や京都の亀岡市、兵庫県の篠山市などへの往復時に食事や買い物で立ち寄ったことはありますが、夜の休憩では初めてなので、ドキドキ。
車中泊ユーチューバーの多くの方が言っていたので、トイレの近くは避けて駐車しました(騒がしくなりがちなため)。
当然営業は終わっているので、駐車場内は休憩目的の車が数台です。
駐車したら周囲を一応確認し、車内設置を始めましょう!
すでに暗いので車内灯つけると車内が丸見えになるのでね。
カーテンはこれまたいろいろな方の動画やブログを参考にして、100円ショップのもので済ませようとしたのですが、頼りのダイソーさんにカーテン(フラットタイプ)がしばらくなかったので、遮光・断熱カーテンライナー(カーテンではなく)を購入し、それでどうにかしました(写真の灰色のものです)。
この写真は翌朝のものなのですが、とりあえずぐるりとカーテンをつけております。
遮光機能はあったので、夜、車外から見てみると中は見えず、朝は少し光が入るくらいでちょうどよかったなーと思いましたよ。
断熱機能もあるので、冷気も防いでくれましたし。
ちなみに、ドアと天井の間にクリップを使ってシートを突っ込んでいるだけの簡単設置です。
外すときも引っ張るだけと簡単ですし、クリップは20個入りを100円ショップで購入したため、あまりお金もかかりませんでした。


寝場所ですが、我が家はノアなので、2列目と3列目を倒してもフラットにはならないんですよね。
なので、凸凹にはクッションやタオルを詰め、エアマット+寝袋で眠れる仕様にしました。
上の写真の、右側凹凸があるのがエアマット、左側はそのシートの上で寝袋に包まれる夫でございます。
エアマットはあるかないかで寝心地が本当に違うので、ぜひ準備をおすすめします。
寝袋だけだと車のシートの凹凸が気になって寝にくいですよ、ええ。
トイレのため出やすいように、運転席側だけ別の布です。
折りたたみの椅子を開け食事台にして、さて食事です。
軽食は家で子どもと済ませてきましたが、やはりお酒を飲んで寝たいので、そのおつまみが必要でした。
これは夕方、スーパーで購入したお惣菜をお弁当箱に詰めて持ってきました。
宿泊場でゴミを出さず、食器は持ち帰って家で洗う予定です。
内容は、ローストビーフサラダと大人のポテトサラダ(これめちゃ美味しかった!)、中華春雨、お寿司盛り合わせです。ダイエーありがとうっ!
水筒に熱燗と、先日の誕生日にお友達からいただいたクラフトビールを持ってきていました。
では、かんぱーい!
・ちょっと不安感が……!
食事は美味しく、お酒も美味しかったのですが、到着から30分くらいして私がザワザワを感じ始めました。
これは、パニック障がいになって以来発症した、さまざまな恐怖症の感覚ですね。
パニック障がいになってから、私はそれまでの人生で大丈夫だった「高所」も「閉所」も恐怖の対象になりました。
できるだけ低い位置で、開放的なところを好みます。
とは言え、車は大丈夫だと思ってたんです。
外出困難になって一人で外に出られなくなってから、私にとってマイカーは「移動できる部屋」そのものでした。
車に逃げこめば大丈夫!そういう安心できる場所だったんですね。
しかし、車中泊をするからとカーテンをつけたため、閉所恐怖症が出てきてしまったようでした。
せまーい、怖ーい、という感じです(´;ω;`)
しかし、もう夫はお酒を飲んでしまっていました。
怖いからと運転して自宅に戻ったりができないので(私は運転免許証を持っていません)、ここはもう仕方ないから「酔っぱらって寝てしまおう」作戦に移行です!
とにかく飲む!
そして寝る!!
・就寝準備をしておやすみなさーい
無事に酔っぱらえたので(酔いが回ると理性が薄まり恐怖も減少します)、眠ることにしました!
一度夫と一緒にトイレを済ませに外出し、歯磨きも済ませて車に戻ります。
このとき、駐車場の端っこで地元の若いお兄ちゃんたちが車の見せあいをしており若干喋り声が気になるかな~というくらいでしたが、ぎゃあぎゃあ騒いでいたわけではないため、スルーして車に。
若いよなあ、いいなあ、楽しそう。
免許取りたてかな。車が嬉しいんだろうな。あんなときが、私にもあったよね、確かに。
お酒を飲んだので、お水も飲んでから就寝です。
食事中は熱くて窓開けようかと話していたほどだったので、寝袋は全部開けて掛け布団のようにして寝ることにしました。
おやすみなさーい(23時就寝)。
*翌朝5時半起きで散歩
はい、おはようございます~。
夜中、トイレの近い夫が何度か車を出た音で目が覚めましたが、割と快適な寝心地でした。
ただし、夜になるとやはり気温は下がるんですね~。
寒かったので眠れなくなり、私は一回起きて服を1枚着て、夫は自分の寝袋を出してくるまっていました。
あとエアシートが寝がえりのたびにごそごそ音立つので、今度から麻のシーツも持ってきた方がいいなと思いましたね。
ひとりならさほど気にならないかもですが、大人二人だとやはり相手のたてる音が気になります。
いつもスマートウォッチで睡眠の質を測っているのですが、ちゃんと熟睡もしていたようで、わりといいスコアでしたので安心安心。
▼関連記事 スマートウォッチで睡眠を監視している記事はこちら
5時半でしたがもうすでに日は出ていたため、ささっとカーテンを片付けました。
ちなみにこのときまだ夫は寝ていましたが、あっさり無視☆
はあー、やれやれ、カーテン外すと圧迫感なくていいわ!!(*'▽')
トイレ&洗面&お散歩に行きます。
車を出てびっくり。
早朝の能勢は朝靄がかかっており、ほんの少し先も見えない状態!
わー、きれいきれい~。
下の画像は写真ACからお借りしたものですが、やはり能勢は霧がよく発生するようですね。
雲が山から生まれている、美しい光景です。
やはり高い場所にあるんだなあ~、霧がすごくて、まだ咲いている桜の木がやたらと幻想的でした。
しばらく里山の散歩をし、早朝を堪能して車へ。
今日はこのあと、私の好きな丹波篠山へ行こうと話しています。
*出発&朝食! 篠山市までドライブ
通常、車中泊で使わせてもらう道の駅やキャンプ場では、なにかしらお金を使っていくようにしています。
宿泊代の代わりというか、それが場所を借りた者のマナーだとおもっているためです。
なのですが、くりの郷のオープンは朝9時なのに、現在まだ6時半 (-_-;)
身支度も済んでお腹もすいていたし篠山へも行きたかったので、今日はごめんなさいして出発することにしました。
ありがとうございました、道の駅!
お陰様で元気も回復しました。
近くにあったコンビニで朝食です。
朝からチーズバーガー食べちゃったわ( ゚Д゚)だってトロリチーズが2種類も!!
能勢の道の駅から兵庫県の篠山市までは、車で40分程度。
ふたつ山を越えたら着く、という位置ですね。
では出発しまーす。
霧も晴れて新緑が美しい山の中を、音楽をかけ、歌いながらドライブしました。
心の洗濯だわあああ~(*'▽')
・篠山城址
篠山城がある篠山の町についたのはまだ8時になったかなーというときでした。
当然、何のお店も開いてない。
しかも土曜日ということで、そこには人の気配がない道路が続くばかり。
というわけで、入場が無料&門が開いている篠山城址へ。
私はこの城跡が大好きで、今までに5回は来たことがあります。
ちなみに私は父と全国のお城ブログもしております。
よろしければ篠山城址については以下の記事をどうぞ。
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大書院への入場にはお金がかかりますが、城址内は無料で開放されています。
この日はお祭りがあるようで、内堀にある広場で何やら設置工事が始まろうとしていました。
それを横目に見つつ、いざ、城址へ。
城址の歴史や城主については先ほど載せたお城ブログをご覧いただきたいので、ここでは篠山城址内にある青山神社について紹介しますね。
まずはこちら、丹波篠山市の公式ホームページからお借りした、篠山城址を空から撮影した写真です。
画像出典:丹波篠山市公式HP「国指定史跡篠山城址」
画像の右下、桜の花が重なっているところが入口ですね。
入って(登って)すぐにあるのが復元された大書院で、その向こう側(二の丸跡)に発掘された建物跡などが広がっています。
地面に「ここ台所」とか「お風呂」とか日本語と英語で書いてあって、わかりやすいですよ。
そして画像左上の木立がこんもりしている場所、あそこに篠山城・城主の青山氏を祀った青山神社があります。
旧藩主青山家の遠祖、青山忠俊及び青山家中興の藩主と呼ばれた青山忠裕を祭神とした神社です。
- 創建:明治5年(1882年)
- 祭神:青山忠俊 青山忠裕
- 住所:丹波篠山市北新町1-1
- 駐車場:あり(城址の駐車場)
現在の社殿は大正5年(1915年)に改築したものです。
ここは本丸跡で、神社の右隣、さらに奥の方には天守台があります。
お城ブログから、父が撮影したいつかの天守台を失敬。
うちの父は「最強の雨男」と呼ばれていますが、父が遊びでどこかに行こうとすると、基本的には雨が降ります。
この写真も曇り空ですねえ……スカッと晴れた空がバックにほしいのに。ブツブツ。
まあ私も血を受け継いで、立派(?)な雨女ですので、文句は言っちゃいけませんね。
この天守台からは、遠く山々が見えました。
そうそう、ここ篠山城址の本丸跡を支えている石垣には、何と1億1千万年前の恐竜時代の土が混じっているということでした。
わーお、と思ったので念のために写真をば。
さて、青山神社、そして篠山城址を堪能しました。
このときまだ8時50分。
でもお店などは9時から開くよね、ということで、家族にお土産を買いに篠山の町をうろつくことにいたしまーす。
▼ 車中泊にトライ! ドライブ&篠山観光を堪能した16時間の記録②に続く。
*車中泊に使ったもの
以下は我が家が準備したもので、写真にも載っていたものです。
参考までに、載せておきますね。
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