車中泊からの丹波篠山市までドライブ旅、その②です。
篠山市では朝早くに着いたこと、当日は土曜日で、我が家恒例の掃除もあるためお昼くらいには自宅に戻りたかったこともあって、観光した時間は2時半程度でした。
その続きを書いていきます。
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*篠山の町観光の続き
篠山城址散歩と青山神社の参拝を終えて、私が行きたかったのは、篠山市の観光で有名な「大正ロマン館」です。
大正ロマン館とは、篠山城址や市役所から徒歩で2分くらいのところにある旧町役場で、大正12年に建築された観光拠点となる施設のこと。
私の大好物な大正ロマネスクを感じられる施設で、カフェレストランやお土産物売り場などが入っているのですね。
何度かこちらで昼食を楽しんだことがあります。
の・に!
普通に10時オープンだった←9時からだと思い込んでウッキウッキで来た女
いや調べたらわかることだったんですよ、もちろん。
でも調べてなかった。
前までポテポテ歩いてきて、10時オープンの文字を見て「えっ!」と叫んだ私。
あれだけ「好きな場所~」と言っていたのに営業時間すら調べてなかった妻に、残念な子を見る目をする夫。
くっそう。
でも仕方ない。
そもそも車中泊トライがメインで、篠山観光は思い立ったものだったのだ!
あと1時間待つのは無理~てことで、そのままあっさりと大正ロマン館は忘れ、周辺を歩きつつ、夫が目をつけていた酒蔵へ行くことにしました。
その途中で発見したのが、春日神社です。
神社仏閣巡りブログも書いている私、当然立ち寄ります。
・春日神社
篠山の町の中心地にある神社で、地元の人々からは「おかすがさん」と呼ばれているそうです。
通りを歩いていたら、えらく立派な鳥居と参道に出会ったので、ふらふらと引き込まれるように参拝してきました。
- 創建は貞観のころ(859~877年)
- 祭神:健甕槌命(たけみかづちのみこと) / 経津主命(ふつぬしのみこと) / 天児屋命(あめのこやねのみこと) / 天照大神 (あまてらすおおみかみ)
- 住所:兵庫県丹波篠山市黒岡1015
- 駐車場:なし(近隣の市営駐車場を利用)
- 公式サイト:https://kasuga.tanba-sasayama.net/
奈良にある春日大社より御分霊を現在の篠山城址があるところに歓請したのですが、その後、慶長14年の篠山城築城のため、現在の地にうつされたそうです。
まだ参道が続き、向こう側に立派な楼門(随身門というようです)が見えていますね。
近づくと、春日神社の大きな境内がよくわかりました。
随身門の間から見える境内の、右側が箱根以西で最も立派な能舞台と呼ばれている舞台です。
こちらの能舞台では、毎年元朝午前0時20分より、日本で新年最初の舞台が開催されるそうですよ。
そしてここからは見えていませんが、左側に拝殿・本殿がありました。
入ってすぐ右側に、手水舎です。
どうしてちゃんと写真を撮ってないのだ! と今現在自分に突っ込んでいますが、広い境内には末社や東西南北の出入り口などもいろいろあり、さらに桜がまだ残っていて風が吹く度に桜吹雪を散らしていたんですよ。
美しい光景でした。
あ、だから写真撮り忘れたんだな。なるほどな。
そんな中、重要な能舞台(普段は雨戸が閉じているため気づかなかった)と向き合う形であった青山忠良公の像は撮ってましたねえ。
我ながら何なのだ。
こちらの像の右隣が、拝殿・本殿です。
正面から見ると奥行を感じませんが、このまま斜面に沿う形で本殿が後ろに続いておりますよ。
常勤の宮司さんはいらっしゃらない神社だそうですが、この日は桜の花びらの掃除をしている方が数名いらっしゃいました。
参拝しましょう。
拝殿の賽銭箱の左隣には、おみくじ賽銭箱というものがありました。
おみくじ好きな私、当然やります!
おみくじが大吉で(今年初です)大変気分の良かった私ですが、書かれていることはなかなかシビアでした(;^ω^)
まず最初の「健康」には、「食生活を見直せ」と命令形で書かれてますからね……。
お酒飲みすぎなんですよね、はい、ええ、自覚あります。
ちゃんとは見えていませんが、大吉の上の部分には「神や仏にはお願いをするのではなく」から始まる「神様って大変だから、お願いごとじゃなくていつも見守ってくれる感謝を述べるんだぜ。堂々と神の前に立てるよう、努力しろよな☆(意訳)」という文章が!
……まあ、そうりゃあ……神様も仏様も大変でしょうけれども……。
画像右側が拝殿、続いて青山氏の石像がうつっており、拝殿に続く形で本殿です。
本殿は神様が祀られているところですね。
通常、参拝客には公開されていません。
参拝後は江戸時代からの絵馬(巨大)が奉納されている絵馬殿を見学して、通りに戻りました。
・ほろ酔い城下蔵
画像出典:鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵公式サイト
ほろ酔い城下蔵は、創業寛政9年(1797年)の鳳鳴酒造が本社蔵と蔵元の邸宅を改装し、酒蔵見学施設としてオープンしているお店です。
酒蔵は2003年に国の登録有形文化財になりました。
築200年以上もたつ邸宅と蔵を整備して、江戸時代の酒蔵やお酒を造る工程などを見学できるようにしたところですね。
手前がお店で、お店の中を通って酒蔵見学ができます。
(とにかく写真を撮り忘れまくっているので、申し訳ないのですが写真は公式サイトさまでご覧くださいませ)
- 鳳鳴酒造 ほろ酔い城下蔵
- 住所:丹波篠山市呉服町46
- 営業時間:9時半~17時
- 定休日:火曜と年末年始
- 公式サイト:https://houmei.wixsite.com/houmeisyuzou
鳳鳴酒造は兵庫県産の酒米を使用しており、丹波杜氏が醸した地酒を製造販売している酒造会社です。
お店の方も言ってらっしゃいましたが、篠山でしか作れないお酒ですよ。
皆様どうぞ篠山に行った際にはお立ち寄りくださいね。
ほとんどのお酒の試飲ができるのですが、我々は車で来たため、苦しみながら辞退。
江戸時代からあるという酒蔵やお酒を造る道具類などを見学させてもらい、お酒好きの父と義母、そして自分たちようにお土産を買いました。
今回の旅行で一番お金を使ったわ。
仕方ない。美味しいお酒のためだもの。
*お昼ご飯を購入して帰宅~! 今回の感想
見たいところは多々あれど、これ以上時間がなかったので、城址も神社巡りも酒蔵見学もしたし、帰宅することにしました。
大阪府能勢から来ましたが、帰りは兵庫県猪名川町を通って帰るルートにしたため、道の駅いながわに立ち寄り。
お昼ご飯に手作りのお寿司を購入し、無事帰宅でーす。
本来ならまた能勢の道の駅まで戻って昼食をすべきでしたが、自宅で子どもたちも待っているということで、最短距離を優先しました。
能勢の道の駅「くりの郷」には、また立ち寄っていろいろ買いたいと思います!
これで16時間の冒険は終わりです。
私はパニック障がいになってから外出恐怖症も出たため、短時間であれ遠出ができるようになったことが大変嬉しいのです。
今回車中泊をしてみた結果、閉所恐怖は少々出てしまいましたが、きちんと眠れたし、もう少し遠くへ行ける可能性が広がりました~。
それが本当に嬉しいですね!
道の駅での「夜休憩」ではなく、今度はちゃんとRVパークやオートキャンプ場などにも行ってみたいです!
最後に、車中泊で気を付けるべきことを記載しておきますね。
もしも車中泊してみよう!と考える方がいらっしゃれば、心に留め置いていただければと思います。
*レッツ車中泊!気を付けるべきこと
車中泊とは車の中で泊まる=寝る、ということであって、決して「車を使ってキャンプをする」ということではありません。
以下が、主な注意事項です。
- 駐車場所では騒がない
- 駐車場所でなるべくゴミを捨てない
- 駐車場所ではできるだけお金を使う
ちなみに全国の道の駅や24時間営業の駐車場では「車中泊やキャンプ」は基本的に禁止されていますが、あれはあくまでも「車外で火を炊いたり」「駐車場内で椅子やテントを設置したり」といった行為であって、車を停めて中でおとなしく休憩する、ということは認められています。
当然ながら、周囲の車の方々も休憩を取っていますので、できるだけ静かに過ごすようにしましょう。
特に深夜では、車のドアの開け閉め音も騒音になります。
トイレは早めに済ませる、携帯トイレを持参するなどの対応が必要です。
ゴミ箱は設置されているところが多いですが、自分が出したごみは持ち帰るようにすると、環境を汚さず施設にも迷惑がかかりません。
多くの人が汚したりマナー違反をしたりすると、夜間の出入りは禁止となるリスクがあります。
ゴミはできるだけ持ち帰り、家で捨てましょう。
また、道の駅などを使う場合は、何か商品を買う、食堂で食事をするなど、お金を使っていくことも大切です。
駐車場を使わせていただくのですから、宿泊料としてもいくらか使うようにすると良いなと思います。
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