Sekime blog~パニック障がいのWebライター、アレコレ語る~

パニック障がいもちのフリーWebライター&イラストレーター。おすすめの商品や仕事・趣味・訪問先などについて語ります。当ブログはアフィリエイト活動や商品の提供を受けてのPRを行っています。

Webライターが精神を削らずに書く方法:得意ジャンルの作り方

Webライターにとって、得意ジャンルを作ることは大切。

そう見聞きしたことがある方も多いでしょう。

その理由は「得意ジャンルであれば、ライティング時間を抑えつつも良い記事が書きやすいから」です。

できるだけ少ない時間で、できの良い記事を書きたいというのはWebライター共通の願いのはず。

得意ジャンルであれば、リサーチにさほど時間がかからないうえに言葉がスラスラでてきて、キーボードを叩く指が止まることがありません。

とは言え、ライターの中には得意ジャンルがない、前職の経験など活かせるものがないと嘆いてらっしゃる方もいますよね。

 

私は、得意ジャンルは「作れる」と思っています。

ここではそう考える理由、具体的な方法を紹介しましょう。

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*得意ジャンルは作れる! 取り組む中でストレスが少なかった案件がねらい目

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得意ジャンルは作れます。

というより厳密には、やって好感触だったものを得意ジャンルと言えるまで育てられる、でしょうか。

条件は1つだけ。

半年ほどの間、さまざまな案件を受け続け、がむしゃらに書き続けることです。

Webライターの多くは、初心者のころは案件の選別はあまりしないでしょう。

実績が欲しい、とにかくお金を稼ぎたい、継続案件が欲しい、そのようなことを考え、来るもの拒まず状態で頑張る方が多いと思われます。

この期間は不安でしんどいものですが、この期間をやっていれば、得意ジャンルの下地ができます。

得意ジャンルと言えるまで育てられるものは、以下の3つであると私は考えます。

・リサーチが楽しかった、ワクワクした

・過去の自分の経験を活かせるものだった

・言葉遣いなどトンマナにひっかかりがなかった

これを追求していけば、自分にとってライティングにストレスがかかりにくい案件がわかってきます。

ストレスがかからない状態でのびのびと書ければ、執筆スピードは格段に速くなるでしょう。

さらに「得意ジャンルだ」と言える状態にまでなるはずです。

 

リサーチが楽しかった、ワクワクした

リサーチが楽しいとかワクワクしたとかであれば、これは得意ジャンルになる見込み大です。

人は楽しいと感じたことは能動的に行動します。

仕事のための調査でも同じ。

これはどうなの? と興味がわき、どんどん深堀りできるでしょう。

ライティングをするにあたって、この深掘りは本当に大切です。

他の記事との一致率を下げ、オリジナリティあふれる記事にするためには深掘りが必須不可欠。

自分の情熱を傾けることができれば、読者が知りたいことを予め体験できます。

その結果、自ずと読者目線の記事に近づくからですね。

リサーチが楽しいと当然執筆にも力が入るため、一気に書き上げられるでしょう。

それを数回繰り返していくと知識が深まり、リサーチに時間がかからなくなります。

そうなればそのジャンルは、情熱を持って短時間で書き上げられる「得意ジャンル」に変身です。

 

リサーチをするときにそもそも与えられたキーワード(以下KW)の意味から調べなくてはならない場合、興味がわくといったレベルに到達するまでに時間がかかり、その間に気力がなくなってしまいます。

私の経験から言うと、そのような記事は完成までにとても時間がかかりました。

 

過去の自分の経験を活かせるものだった

多くのライターは、得意ジャンルを過去に携わったことがある職業や経験のものにします。

もともと知識があるうえに、オリジナルの経験を持っていることが多く、実感ある記事が書けるからですね。

ちなみに私も得意ジャンルは「保険」と「生活」にしていますが、これは過去に生命保険の営業主任をしていた経験からです。

保険の募集人になるためにはまず、保険募集人の資格を取らなければなりません。

入社後は、FPの勉強、他社商品の研究などを絶え間なくやっていた数年間があるため、KWを見たときに「どういう内容を書けばいいか」がわかります。

好きか嫌いかは関係なく、書こうと思えばいくらでも書ける、これも「得意ジャンル」ですね。

そこで大切なことは、別に過去に従事していた仕事である必要はないという点。

たとえば私はパニック障がいを発症して仕事に行けなくなり、うつ病で自宅療養になりました。

そのとき以来約2年間、我が家の家計は夫の一馬力。

まだ保育園児の子供が2人いたうえに私には医療費もかかり、持ち家のローンもありました。

そこで何とか体を起こして行ったのは、家計の立て直しです。

ローンの借り換え、固定費の削減、食費や日用品費の大幅な見直しなどを行い、夫のお給料だけで赤字にならずに済むようにしました。

そのときの経験があるため「節約生活」や「安くて美味しいレシピ」などの記事が書けます。

これも好きとか嫌いとかは関係なく、書こうと思えばいくらでも書けるもの。

そのため得意ジャンルに「生活」をいれています。

 

言葉遣いなどトンマナにひっかかりがなかった

トンマナとは「トーン」と「マナー」のこと。

依頼するメディアによって文章の雰囲気や使う言葉、ルールなどが違います。

たとえば「~ですよね☆」と書く記事と「~です。」では大きく雰囲気が違いますよね。

生活関連のブログ記事などでは柔らかい雰囲気と言葉遣いでと指示があっても、法律系や医療系など「お堅い」専門分野での記事では、当然同じような柔らかさは求められません。

どちらが書きやすいかは、人によって違うでしょう。

さまざまな案件を受けているときに、そこを見極めておくと後々自分が楽です。

「☆」「♪」や口語表現などは使いづらいという方は、ビジネス関連の記事の方が雰囲気に馴染みやすいでしょう。

カジュアルな言葉遣いは一切NGというメディアでは記事が書けないという方は、to B(対ビジネス)よりはto C(対客)のブログ記事ライティングなどがおすすめです。

受けた案件を必死に頑張ってみるのはもちろんですが、それが無事に済んだら自分にとってやりやすいトンマナであったかを考えてください。

やりやすいものを受けるようにすればストレスが減るわけですから、自然と執筆時間も減るはずです。

厳密に言えばこれは得意ジャンルの作り方ではありませんが、ストレスなく仕事をするには取引相手が用意してくれた環境はとても重要です。

すべての仕事に全力で対応するのはもちろんですが、自分が楽に呼吸できるトンマナを吟味していき、最後に残ったメディアをぜひ大切にしてください。

 

*現在の私の得意ジャンルとそれが得意になったわけ

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2011年からWebライターを開始した私の、現在の得意ジャンルは以下の通りです。

・保険

・生活

・子育て

・ガーデニング

・フィットネス

・歯科

・SDGs

保険と生活、子育ては前述したように、過去の経験・職業がもとになっています。

仕事や生活をうまく回すために身に着けた知識なので、時折アップデートする必要はありますが、いくらでも書けます。

この4年ほどで新しく加わったのが「ガーデニング」「フィットネス」「歯科」「SDGs」ですね。

これらはクラウドサービスで募集がかかっていたものに応募して受かり、好きになったものです。

いずれも1~3年ほど継続してお仕事をしているため、すでに知識は蓄えられています。

情報を繰り返し調べて脳に上書をするうえ、文献なども積極的に読むのでクライアントに褒められることもしばしば。

ガーデニングもフィットネスも歯科も自分の生活に直接関係することであるため、実生活でも役立ってまさに一石二鳥です。

これらの3つは、リサーチに困らなかった・ワクワクしたパターンで得意ジャンルになりました。

そして最近仲間入りしたのが「SDGs」案件。

これは強いていうなら「トンマナがストレスフリーだった」からです。

さして環境問題に興味がなく、自分でいうのもなんですが、未来の地球などどうでもいいと思っていました。

調べるときも別に興味はわかず、仕事だから淡々と調べて書きました。

でもストレスフリーだったのですね。

リサーチでもひっかからず調べればいくらでも情報があり、メディアとの相性もよく、好きも嫌いも感情がわかない記事でした。

むしろ好きでない分、無駄に深掘りせずに着々と仕事が進んだなと思います。

記事の良し悪しや完成度は別として、書きやすい記事でした。

時給が一番高かったです。

好きな案件ばかりで埋められればそれはそれで幸せですが、中にはこのように感情がわかない(だから淡々とできる)案件があれば、頭は喜ぶような気がしますね。

そしてなにより、稼げます。

ストレスがさほどかからず稼げる案件、それは「得意ジャンル」でしょう。

 

*得意ジャンルを作れば心身ともにハッピーを維持できる

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得意ジャンルであれば「リサーチに時間がかからない」「構成に時間がかからない」「執筆に時間がかからない」うえに「ストレスがほとんどない」「お金が稼げる」というメリットがあります。

その結果、たとえば私では「毎日昼寝をする」「夜は働かず友達とオン飲みをする」「家事や育児に手と目が行き届く」というベネフィットが発生しました。

私は夫の扶養に入っている専業ライターのため、稼げる仕事の数が増えれば1カ月に書く本数を減らせます。

そうすると余暇がたくさんできるため、世間一般のパート主婦の方々に比べるとかなり時間に余裕が出ました

在宅ワークなので人間関係の軋轢なし、昼寝ができる、夜は働かず好きなことをするという今の生活がとても気に入っています。

文字通り、心身共にハッピーです。

Webライターをやめようと思ったことは11年間で一度もありません。

稼ぎたければガツンと稼げる、抑えようと思えばコントロールできる、そこが魅力な仕事だと思っています。

ただし、それを可能にするのは得意ジャンルがあるかどうか。

自分好みのベネフィットを手に入れるため、得意ジャンルを作ってみましょう。

 

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