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我が家は夏から秋、冬へと季節が移り変わる際に、手作り化粧水を使って肌を整える習慣があります。
その名は「美肌水」。
元々はアトピー性皮膚炎の治療のために医師の今井龍弥氏が開発した保湿液のことで、正式名称は「尿素グリセリン水溶液」と言います。
この化粧水はうちの母が毎年作っていて、高校生のころから44歳の今に至るまで私も使っています。
夏の日焼けや思春期のニキビ、ニキビ跡などがきれいに治るので、本当に重宝してきました。
この記事では、そんな美肌水の作り方や保存方法について書いていきますね。
季節の変わり目で肌荒れがひどい、急に乾燥してきて肌が痛い、顔が粉を吹きだしたという方は、ぜひ作ってみてください。
＊美肌水とは？
前述したように、美肌水は元々アトピー性皮膚炎で悩む子どもさん用に医師の今井さんという方が作り出したものです。
高度に保湿できるため、つらいかゆみを抑えられ、肌を整えてくれるのですね。
開発者の今井医師は、「アトピー性皮膚炎が3日でよくなる美肌水」という本も書いてらっしゃいますので、ご興味あれば読んでみてください。
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美肌水は、主に「水」、「尿素」、そして「グリセリン」を混ぜて作ります。
- 尿素：肌の角質層に水分を保持する働きがある
- グリセリン：高い保湿力を持つ成分で肌のうるおいを保ち乾燥を防ぐ
これらを組み合わせることで、肌の乾燥を防ぎ、うるおいを与える効果をより高められるとされています。
そして魅力的だなあと私が思うのは、以下の点ですね。
- 手作りのため濃度を自由に変えられる
- 手作りのため防腐剤が入っておらず肌に優しい
- 簡単に作れる
- 材料が手に入りやすい
- コストパフォーマンスが高い
手作りであるということが生み出すメリットも素敵ですが、材料が簡単に手に入ること、そして安く自分に合った化粧水を作れることというのが、本当に嬉しいですよね。
では、美肌水で期待できる代表的な効果もみていきましょうか。
・美肌水で期待できる効果
美肌水は保湿力を高めた化粧水です。
期待できる効果は主に、以下のものがありますよ。
- ニキビ改善、ニキビ跡除去
- 美白
- 肌荒れ改善
- シワの軽減
- 薄毛、白髪対策
- 手湿疹改善
私は高校生のころ、思春期で肌が荒れ荒れだったころから使っていますが、本当に「ニキビ改善」「ニキビ跡除去」「美白」には効果がある！！と強く実感しています。
割と赤ニキビが多かった方ですし、何ならつぶして芯を出したりしてましたので、ニキビ跡ももちろんたくさんありました。
今から考えたら何をアホなことを！と高校生の自分を殴りたいですが、ニキビがきれいに治らないことをわざわざ積極的にしていたわけですね。
しかも高校生で美容意識も高くなかったので（むしろ低い？？）、日焼け止めも塗らず、夏がすぎると顔全体が真っ黒でムラ焼けまでしている状態でした。
酷い、本当に酷い（×5）状態だったわけですが、秋には毎年母が作ってくれていた美肌水を使い倒し、冬には真っ白できれいな肌になっていたのです。マジで。
若かったので、効果も感じやすかったかもしれませんが、本当にお世話になっていました。
肌、白くなりましたよ、毎年驚くほどに。
美肌水の効果は、ひとえに尿素とグリセリンの作用によるものです。
尿素には角質層を柔らかくする効果があるとされているため、肌の「土壌を柔らかく」できるのですね。
そして肌のターンオーバーが活発になります。
だからこそ、薄毛に効果が期待できると。
そしてだからこそ、シワも軽減されるし、ニキビ跡もなくなるわけです。
40代半ばの私は、普段は市販の化粧水を使っています。
そして肌が荒れだす季節の変わり目にいつも美肌水を作って使いますが、毎年助かっています。
今年も10月に入って湿度が下がり、肌が赤く荒れだしたので作ることにしました。
我が家では、薄毛と乾燥に悩む夫、お年頃で美容に興味が出だした娘、ニキビが多くなってきた息子、そしてシミをなくして肌荒れを改善したい私の全員が、秋から春にかけて美肌水を愛用します。
＊美肌水の材料・作り方
ではでは、早速作っていきましょう！
【用意するもの】
- 尿素：50g
- グリセリン：5ml （小さじ1）
- 水道水：200ml
- 清潔なスプレーボトル
尿素とグリセリンは薬局やドラッグストア、ホームセンターなどで手に入ります。
私は今回ドラッグストアでも薬局でも尿素がなかったので、Amazonで購入しましたが、何と当日に届けられたのでびっくりしました（配達員さんありがとう！！）
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精製水を使うと書いてあるところもありますが、美肌水は手作りで防腐剤が入っていないため、塩素が含まれる水道水を使いましょう。
水道水ならお金もかかりませんしね。
なお、塩素が除去される浄水器の水は使わないようにしてください。
精製水はOKですが、浄水器はNGですよ。
【作り方】
- 尿素50gを量り、ペットボトルへ入れる（マジックで目印をつけると次回から量る工程を省けます）。
- 水道水200mlをペットボトルへ入れる（同じように目印をつける）。
- 蓋をしめ、尿素が溶けて透明になるまでよく振る。
- 尿素が溶けたらグリセリンを小さじ1杯入れ、再びよく振る。
- ボトルに「美肌水原液」と書く
これで原液ができました！
【使い方】
- 洗顔後、適量を手に取り、顔全体に優しくなじませる。
- 乾燥が気になる部分には重ね付けする。
- メイク後に上から一吹きして保湿する。
使う際には、作った原液を自分の好みに薄めて使います。
これは原液の尿素は外用薬と同じ20％もあるため、このまま使うと部位によっては肌に負担がかかって返って悪い影響を与えるからですね。
水道水で薄めて使いましょう。
【濃度別使用部位】
部位によって濃度を変えますが、目安は以下の通りです。
- 頭皮：10倍以上（原液1に対して水道水9）
- 顔に使用：10倍
- 顔以外の身体：5倍（原液1に対して水道水4）
- 比較的角質の厚い場所（ひじ・ひざなど）2倍
- 角質の厚い場所（かかと）：原液
ただし、これはあくまでも目安なので、まずは5倍を作ってみて、試してみることをおすすめします。
私は皮膚が強い方なので、5倍や10倍ではあまり効果を感じないんですよね。
そのため、私は3倍を顔に、5倍を首やデコルテに振りかけて使っています。
夫や娘は肌が弱く5倍でも刺激があるので、10倍です。
人によって異なりますが「肌がピリピリする」ようであれば負担がかかっているということなので、この濃度はピリピリするという自分用の割合を知っておくと便利ですよ。
また、そのときの肌の状態や空気の乾燥度合いによっても「今日はピリピリするなー」とか「今日は大丈夫だわ」など変わりますので、いくつかの濃度で用意しておくのもおすすめです。
＊美肌水の保存方法と注意事項
美肌水は手作りのため防腐剤が入っておらず、水道水を使っても残留塩素しかありません。
つまり雑菌が繁殖しやすくなるため、冷蔵庫で保管してください。
【保存可能期間目安】
- 原液は冷蔵庫で約3カ月
- 原液を薄めた美肌水は冷蔵庫で約2週間
スプレーボトルに作成日を記入して、なるべく早く使いきるようにしてくださいね。
【注意事項】
美肌水を使用の際は、目に入らないように気を付けましょう。
もしも目に入った場合はすぐに洗い流してください。
そして、冷蔵庫に保管していても使うときに匂いを感じたら、菌が繁殖していると考え使用しないようにしましょう。
＊20年以上愛用の手作り化粧水！ 気軽にシュッシュッと保湿！
高校生のとき、ニキビ跡も酷いし、日焼けで顔にムラがあって恥ずかしいと母に相談したことで、作ってくれた化粧水です。
そのときにニキビやニキビ跡がきれいになくなり、日焼け前の自分の肌色にすぐ戻ったことから、以来美肌水には全幅の信頼を置いている私。
それでも作るのが面倒くさくて普段は市販のアンチエイジング用化粧水（しっとりタイプ）を使っているのですが、季節の変わり目にはこれしかありません。
というわけで今年も作ったので、ついでに記事にしてみました。
気になった方はぜひ一度お試しくださいね。
スプレーに入れて気になったときにシュッとするだけで、保湿完了ですよ～。
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