Sekime blog~パニック障がいのWebライター、アレコレ語る~

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表記ゆれとは? デメリット・確認ツール・対策方法を紹介!

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表記ゆれって、ご存じですか?

編集経験がある人は、もちろん知ってらっしゃると思います。

しかし私のように、主婦からライティングの世界に入った人間にとっては「何それ、美味しいの? 」というワケわからん単語のはずです。←表現古

実際、うちの夫に「表記ゆれでね……」とため息をついてみれば、は? ってなハニワ顔でしたもの。

彼も知らなかった!(無駄にドヤ顔!)

今回は表記ゆれについて、そのデメリットや確認のためのツールなどを紹介します。

 

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*表記ゆれとは記事の中で1つの単語の表記が違うこと

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 表記ゆれとは「同じ記事の中で同じ言葉を指すのに、違う文字表記になっていること」ですね。

 

表記ゆれとは、同音・同意味の語句について異なる文字表記が付されることである。特に1つの文書において、同じ語句に対して異なる表記が存在することを指す場合が多い。

引用:表記ゆれとは何? Weblio辞書

 

たとえば、同じ文章の中で「できる」と書いてあるところがあれば、「出来る」と漢字になっているところもあるという状態です。

これが表記ゆれ。

「サーバー」と書くか「サーバ」と書くか、「バイオリン」と書くか「ヴァイオリン」と書くか、「おなか」と書くか「お腹」と書くか、の違い。

どちらでもいいのですが、1つの同じ記事内であればどちらかの表記に統一しなくてはなりません。

ひとつのことを表すときに、違う表現を使わないようにしましょう。

 

基本的にはクライアントのルールに従う

Webライターは契約先の指示に従って記事を書きますが、クライアントによって文字表記が決っている場合も多々あります。

文章を書くうえでの一般的なルールではひらがなで書く文字であっても、契約先の執筆ルールで決まっているのであれば、当然従わねばなりません。

 

たとえば先ほど出した例、「おなか」と書くか「お腹」と書くかでは、校正ツールを使うと「おなか」とひらがなで書くのが正しいと出ます。

これは文部省が定めるところの「常用漢字表」で「腹」は「なか」という訓読みがないため。

ところが「お腹」という表記は江戸時代から使用例があり、一般的に「おなか」と読めますよね。

国語辞典には「お腹=おなか」とは載っていませんが、昔から使われている言葉のため大きい国語辞典では記載されていることもあります。

さらに、クライアントからの依頼でもらったキーワードが「お腹が冷える」だったとしますね。

こっちで勝手にキーワードを変えることはできませんので、文中に使うすべての「おなか」は「お腹」と漢字表記にしなくてはなりません。

その記事の中で人間の腹部を指す「おなか」は漢字で統一する、1カ所でも「おなか」というひらがな表記があればそれは表記ゆれである、ということです。

 

表記ゆれは何度目を皿のようにして文章を確認しても、校正ツールを通してみても、見落とすことがあるんですよね……。

表記ゆれがあれば他の方の仕事を増やすことになってしまいます。

たとえば校正メンバーがいるチームの場合では、校正の方の仕事が増えますね。

見たよ!

 確認したんだよっ!

でも文章的には間違ってないから、目が滑って見逃すんだよーっ!!! と絶叫したい……。

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何でやねん!

しかしミスはミスなので、言いわけせずに淡々と修正しましょう

やはり表記ゆれは撲滅して然るべき。

なぜなら表記ゆれには次から紹介する、大きなデメリットがあるからです。

 

*表記ゆれによるデメリット

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ショーック!!

以下の2つが、主な表記ゆれのデメリットです。

・対ユーザー

・対検索エンジン

 

1、対ユーザーへのデメリット

どんな記事であっても、読者がいてこそですよね。

私たちWebライターが書くコンテンツはすべて、読者のため(そしてクライアントに利益をもたらすため)です。

インターネットを使えば瞬時に膨大な情報を入手できる現代において、少しでも読みにくさを感じる文章は、すぐにページを閉じられてしまいます。

表記ゆれが多いコンテンツは、それだけで読み手にストレスを与えるのですね。

誤字・脱字はもちろんですが、表記ゆれに関してもやはり気をつけねばなりません。

さらーっと読んでいても誤字・脱字・表記ゆれを無意識に脳が感知して、「何となくこの文章嫌だな」と思われてしまうと、ページから離脱される(ページを閉じられる)可能性が高くなります。

 

2、対検索エンジンへのデメリット

キーワードによっては、表記ゆれがあると検索の順位に大きな影響が出る可能性があります。

たとえば、「表記ゆれ」か「表記揺れ」かでは違う検索結果が出るはずです。

自分が書いた記事はできるだけ検索結果ページの上位にくることが望ましいですよね。

しかし表記ゆれがあればヒットするキーワード数が減ってしまうため、検索上位に食い込めるかが微妙になります。

 

案件にもよりますが、Webライターに依頼をするクライアントはSEO対策を望むことが多いでしょう。

検索結果の上位にくる記事を望んでいるのに、表記ゆれによってそれにかすりもしなければ、ライターの仕事としては失敗です。

それが何度も続くようであれば、クライアントがそのライターに仕事を振ることはなくなるはず。

ライティングの仕事がなくなるわけですからこれは大問題です。

 

*表記ゆれはツールと目視で確認しよう

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 表記ゆれのチェック機能は一般的なワープロソフトにはついており、自動的に該当語句に下線を示して注意を促してくれます。

が、やつらとて、万全ではありません

見落としだって、実際に多くあります。

ですから最終的には人間が目で何度も確認することが良いわけです。

他にもGoogleのツールなど、無料で使えるものもありますので、使えるものはどんどん利用しましょう。

どれだけ読み手を意識した文章を納品できるかで、将来もらえる仕事の量と文字単価が変わってきます。

とにかく読みにくさをなくす、これはどの記事においても共通する必須項目です。

 

*おすすめの表記ゆれ対策2つ

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どれだけ注意しても努力をしても、出てしまうのがにっくき「表記ゆれ」です。

では、できあがった記事をツールにかける前に取れる対策はあるでしょうか?

以下2つの方法を紹介しますね。 

・ルールブックを作る

・トリプルチェックをする

 

1、ルールブックを作る

同じクライアントから複数のライティング依頼を受ける場合、同じメディア・サイトに載ることが考えられます。

であれば、最初に自分で「ルールブック」を作ってしまうのがおすすめです。

 

「出来る」は「できる」

「猫」は「ネコ」

「引っ越し」は「引越し」

などですね。

依頼された記事に必要なキーワードをいくつか拾いだし、あらかじめこうすると決めてしまうのです。

その言葉を実際にGoogleで検索してみて、どちらの方がより検索結果が多く出たかを見ておきましょう。

 

2、トリプルチェックをする

チェックはどれだけしてもしすぎるということはありません。

校正ツールやコピーチェックなどを通過して提出する文章は、何度も読み返す機会があるはず。

表記ゆれのためだけに読み返す癖もつけてしまいましょう。

最後は結局人間の目です。

可能であれば他の人間に協力してもらうのが望ましいですが、いない場合は自分で努力するしかありません。

紙に印刷してみるとか大きな声で音読するとかの方法も、たくさんのライターが使っている文章のミスを発見する方法ですよ。

 

*自分の評価に返ってくる! 表記ゆれはしっかりチェック

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表記ゆれは、最終的に自分の評価につながります。

せっかく書いた記事が検索で上位に現れなければ、仕事によっては次の依頼はこなくなります。

フリーのWebライターにとって、ライティング依頼がなくなることは死活問題。

できるだけの対策を講じ、ゆれを抑えて高い評価を得ましょう!

 

ツールなどを駆使して文章を整え、頑張った目には目薬やホットタオルのご褒美をあげてくださいね。

 

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