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毎日見ているスマートフォンには、さまざまなゲームを入れて楽しめますよね。
特に目立つのが、パズル系のゲームです。
どのゲームを見ても「IQを確かめよう」だとか「脳トレに!」といった文言が並んでいます。
しかし果たして、パズルゲームは本当に脳のトレーニングになるのでしょうか?
具体的には何がいいの? そう思ったので、今回、調べてみました。
*パズルゲームが脳へ与える影響には科学的根拠がある
パズルゲームが脳に与える影響には、多くの科学的根拠が存在しています。
ヨーク大学の研究によると、パズルゲームは脳のさまざまな領域を活性化させることが明らかにされたそうですよ。
中でも特に、記憶、注意力、空間認識能力といった機能が刺激され、向上することがわかりました。
参考:「Digital puzzle games could be good for memory in older adults, study shows」
また、近年の研究では、パズルゲームが認知機能の維持や改善に影響することも指摘されています。
高齢者の認知症予防や学生の学習効率向上など、幅広い世代にとって重要ですよね。
パズルゲームを楽しくするだけで脳への適切な刺激につながり、脳の健康維持や能力向上が期待できるというのは、嬉しいことではないでしょうか。
*パズルゲームがもたらす脳への嬉しい影響5つ
では、具体的に、どのような嬉しい影響が脳にあるかを見ていきましょう。
次の5つのメリットが期待できます。
- 記憶力の向上
- 認知機能の維持・改善
- 学習効率の向上
- ストレスや不安の軽減
- 認知症リスクの低減
記憶力の向上
パズルゲームをすることで、短期記憶と作業記憶の両方を強化できます。
- 短期記憶:数秒から数分間情報を保持する能力
- 作業記憶:その情報を処理して使用する能力
たとえばクロスワードパズルや数独のようなゲームは、プレイヤーが複数の情報ピースを一時的に記憶し、それらを組み合わせて解決策を見出す必要がありますよね。
記憶力を鍛えることにつながるので、記憶力の向上に役立つのです。
また、ゲームには注意力と集中力も要求されるため、認知機能も養えるでしょう。
【記憶力の向上におすすめなパズルゲームの例】
- クロスワード:言語に関連した情報の記憶と処理能力アップ
- 数独:数字やパターン認識能力の強化
- ジグソーパズル:視覚情報の記憶力と空間認識能力の向上
認知機能の維持・改善
定期的にパズルゲームを行うことで、処理速度、注意力、そして問題解決能力などの認知機能の側面をアップできます。
さらに、パズルゲームをすることで脳が学びやすくなり、物理的や機能的に変化しやすくなると考えられていますよ。
この変化の能力を「脳の可塑性(かそせい)」と呼びます。
パズルゲームは脳の健康を維持し、歳を重ねても認知機能が低下するのを遅らせるのに役立つとされているのです。
最近の発見では、パズルゲームが特定の神経伝達物質、たとえばドーパミンの活動を促進させる可能性があることがわかりました。
ドーパミンは報酬や快感に関連する神経伝達物質ですね。
ゲームをすることで「楽しい!」と感じると、ドーパミンの放出が促され、ドーパミンが増えることで人間は学びやすくなり、記憶を作り出して持っておくのに役立つという流れです。
さらに、パズルゲームは脳の特定の領域を活性化!
たとえば、空間認識に関連するタスクは右側頭葉の活動を高めます。
一方で、数独やクロスワードパズルのような言語ベースのパズルは、言語処理に関連する脳の左半球の領域を刺激できるのですね。
あちこちの認知スキルを磨くだけでなく、脳全体の認知機能の維持や改善にもつながると考えられます。
学習効率のアップ
パズルゲームで脳の回路を活性化することによって、集中力や注意力が養われるため、学習効率を高められます。
・問題解決能力:新しい情報の理解と応用能力が高まる
・集中力:長時間の学習に対する耐性がつく
・注意力:細かい情報の見落としを防ぎ、理解を深める
数独やクロスワードなどの言語・数学的思考を要するパズルゲームでは、言語能力や計算能力の向上に直結しますよね。
そして、言語能力や計算能力は、学習全般に役立つスキルです。
さらに、パズルゲームで悩む体験は、新しい課題への適応力を高めることに繋がります。
未知の問題に直面したときに、既に知っている知識と経験を駆使して解決策を見出す能力は、学習においても同じように重要です。
精神疾患へのポジティブな影響
パズルゲームは、ストレスや不安を軽減する効果があります。
日常生活で感じるストレスは、ゲームで遊ぶことによって緩和されることが多いうえに、パズルゲームは達成感や充実感を与えるため、心理的なストレスを減らすのに役立つのですね。
また、ゲームに集中することで他の心配事から一時的に離れることができるため、精神的なリラックス効果も期待できます。
これは大事なことですよね。
さらに、一部の研究では、パズルゲームが抑うつ症状の緩和に効果的であると言われています。
ゲームをすることでポジティブな気分が促進され、消極的な思考パターンが中断されることが理由の一つと考えられています。
また、社会的孤立感を感じている人々にとって、オンラインのパズルゲームやアプリを通じて他者と繋がることができる点も重要です。
孤独感を軽減する助けになるだけでなく、コミュニケーション能力の向上や新たな友人を作る機会が得られることも、精神健康に対するプラスの効果として挙げられますよ。
認知症リスクの低減
パズルゲームが脳の活性化を促すため、認知機能の衰えを遅らせられると言われています。
前述の通り、パズルゲームをすることによって認知機能の維持・改善に効果があるため、当然ながら認知機能の低下を予防する効果も期待できるわけですね。
また、家族や友人と一緒にパズルゲームに挑戦することで、社会的交流が促され、孤独感を減少させることもできるでしょう。
孤独感は認知症の原因の一つとされているため、孤独感を払拭することは認知症の予防につながります。
*脳トレにおすすめのパズルゲーム例
基本的にはどのパズルゲームをしても良いのですが、特に好みがないという方は、得られる効果に応じてゲームの種類を決めてみてはいかがでしょうか。
認知能力の維持・改善が目的の場合は、シンプルで直感的なゲームがおすすめです。
たとえばテトリスや、画面をタップして落ちてくるフルーツを消すといったようなゲームです。
そして、記憶力や論理思考力を養いたい場合にはクロスワードや数独のような言語や数字を使ったパズルが良いでしょう。
手でやる脳トレパズルおすすめ商品
スマホゲームはどこにいてもできるため取り組みやすいですが、家での余暇では手でやるパズルゲームにトライしてみましょう!
家族や友人、恋人とパズルタイムを楽しめるおすすめの商品をいくつか紹介します。
①ベルギー生まれの脳トレパズル「IQディジット」!
指定された合計数を正確に示してすべてのパズルピースをボードに配置できれば成功!飲み会でも盛り上がるよ☆
②シンプルだけど奥深い四目並べ!
16本の棒に球を順番に差し置くゲームです。立体的にものを捉えて先を読む力が養えますよ。6歳から対象です。
③子どもから高齢者まで!数独の木製ボード版
100題の問題と回答が掲載された小冊子つきなので、初心者でもすぐに遊べます。書き込みではなく置くタイプなので、何度でもやり直し可能!子どもさんの計算力向上にもおすすめです。
*結論:楽しんでどんどんパズルゲームをしよう!
パズルゲームが脳に良い影響を及ぼすというのは、間違いないようです。
というわけでせっかくですから、ゲームを楽しみながら脳トレをしてみてはいかがでしょうか。
とは言え、スマホやパソコンを使ったゲームを行う際には、健康に配慮して制限時間を設けるなどの意識的管理が必要です。
時間制限をせずにゲームを行うと眼精疲労や精神的疲労が発生するうえに、長時間同じ姿勢でいることによって全身の筋肉が硬くなり、コリや重さにつながります。
時間を守り、ブルーライトから目も守りながら、楽しんでパズルゲームをしてくださいね。