フリーライター関目いちこ、アレコレ語る。

パニック障害もちのフリーライターです。仕事のこと、健康と病気のこと、日々のこまごまとしたことや趣味を綴っていきます。

遺言を書き直す時期がやってきた。

 

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冬ですね。今到来している寒気団御一行様はもうそろそろ移動されるそうですが、雪が降る地域では大変なようで。雪が降らない地域に住む私は、スマホのニュースで見るばかりですが、昨日は20代の方が路面凍結でミニバンごと道から落ち、亡くなったというニュースを見ました。それでしばらく凹みました…読まなきゃ良かった。可哀そうに。

 

さて、私は毎年お正月前後で遺言書を書き直します。とはいっても自分の家族にあてたメモ程度のものですので、遺産がどうのといった内容ではないんですけどね。

 

私は上の子を産んですぐから下の子を産んでしばらくの間、保険会社に勤務していました。そのときに担当していたお客様が何人が亡くならはって、そのご遺族の方の争いやゴタゴタを経験し、いろいろ考えた結果、遺言書を書くことにしたのです。同時期、うちの実家の父が2回目のガンにかかり、真剣に命を失うかもしれないということで、父は生前整理をしたんですよね。保険関係の書類などをまとめて家族にわかる場所に置き、葬式は不要だとかどこの寺に納骨してくれだとか、そういうものを書いたり。あ、そうそう。その中に、「隠し子・愛人はいない」と書かれていて私は爆笑。母は「笑うとこちゃうでしょ!」とお怒りでしたが、そこ、笑うところですよね。「実は隠し子がいます。愛人も数人。それぞれの手当ては…」などと書いてあれば笑えませんが、いないなら良しなわけですから。でもきちんと書いておくことで、どこかの悪い人が隠し子ですと遺産を狙ってやってきては騒動が起こる、というようなことは避けられます。ありがとう、父よ。とにかくそんなことが契機になって、遺言書を書くことにしています。

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子供らは成長しますし、私の環境も変わりますので毎年書きます。その時々によって子供たちに言いたいことが違うので。たとえば、上の子は女の子なので、生理が来る前に私がいなくなれば困ることも多かろうと、超具体的なコメントを書いたりしてました。どうすればいいか、それでも困ることがあれば相談は夫の妹さんや私の姉、両家の祖母にしてねといったようなことです。

 

下の子は少々打たれ弱いところがありますので、その点について、「困難にぶち当たったら、しばらく一人で頑張ってみる。それで無理なら周囲の人に相談し、動き方のアドバイスを貰う。それでもどうしてもダメなら、全力で回避し、逃げ出せ」みたいなこととかですね。最終的には自分の心を守るようにと書きます。

 

夫には、子供らが嘘をついたときの癖や困っているときの表情などを伝えます。母親だから気付くことって結構多くて、まあそれは子供と接している時間量が圧倒的に違っているからに他なりませんが、夫には伝えておきたい。そして、また誰かを好きになって幸せな人生を生きてくれと必ず書きます。彼、いい男なんですよ。だけど依存度がちょっと高い。自分の意見を出すことがあまり得意ではなく、誰かにリードしてもらうことで力を発揮して活躍するタイプの人です。だから、私みたいな自己主張の激しい女とうまくいくのでしょう。しかし、ということは、何かがあって私がいなくなってしまえば、よりどころがなくなった夫は再起不能になってしまうかもしれません。子供らの面倒を最後までみてもらうために、彼には復活してほしい。そして彼本人が素敵な人生を過ごすためにも、めげず負けず恋愛はまたしてほしいです。ただし、そこに「こんな女はやめとけ」といくつか条件を書いてしまうあたり、彼を心底信用はしてないかもしれませんね(苦笑

 

あとは家のことなどです。病気になって以来私は専業主婦をしていましたので、どこに何があり、出入りの業者はどの会社で、家計がどうなっているかを熟知しているのは私だけ。保険屋時代、夫に頼り切っていた妻が、夫が亡くなると途端に家の維持ができなくなった話がありました。妻、なんと郵便受けの解除番号も知らなかったんですよ!で、病床にいる夫に「解除番号だけでも教えて!」って叫んだという…。妻本人からその話を聞いて、衝撃でした。そんなに何も知らない妻は珍しいとは思いますが、私はその体験を聞いて以来、家族にはあらゆることを普段から話すようにしています。家計も、毎月夫に見せて説明、君が稼いでくれたお金はこんな風に使ってるよと話しています。だけど自分で管理したことがなければ、頭からは抜けますよね。大体身内が死ねば普通はパニック起こして悲しみますから、頭も働かないし。

 

ということで、保険関係や家の重要書類などの置き場、私の仕事先(現在仕事をしているクライアント)に連絡する方法、誰に死亡を伝えて欲しいかなど、色々と書きます。ここら辺は毎年同じなので、前年のをみてうつすだけですが。遺言は絶対手書きでと思っているので、ここら辺はちょっと面倒臭く思うことも多いですね。

 

年末になると、あ、遺言書更新しなきゃ、と思うんです。

 

1年間考えずに生きてきて、事故にも巻き込まれず、災害にもあわず、鬱病再発による自殺もなく、無事に12月の終わりを迎えようとしている。そのときに遺言書を書こうとしてボールペンを取りいろいろと文言を考えていると、しみじみ~と家族のありがたみを実感します。その点では、おすすめですよ。周囲の人や、自分の環境をしっかりと見つめ直すことができます。言いたいことってめっちゃ多いんやな~と驚くほど。それで、やっぱりまだ死ねない、自殺だけはしないぞと決意もするのです。一度鬱病するとね、やっぱり「いっそ殺してくれ」状態を覚えていますのでね…。あの深淵にひきずりこまれないように、そのためにもこの作業は続けていきたいと思います。

 

大切な人のために、書いてみてくださいね、遺言。もちろんその存在は家族に知らせておき、場所もわかるようにしておいてください。この作業は少々凹みますし、泣きながらすることもありますが、大事な作業と思っています。