近頃は読書の世界にいることが多かったのですが、久しぶりにAmazonPrimevideoで海外ドラマを一気見しました(*‘∀‘)
この雑記ブログでは初のスペインドラマです!
とはいえ、アマプラ製作なので言語が英語。
超有名なジャン・レノ氏が出ているとあって、喜び勇んで視始めました!
はい、今回もお世話になったのはAmazonPrimevideoです。
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扱うのは娼婦の連続殺人事件なので陰惨とは言えますが、若い美人さんがいろいろコミカルに動くため、全体的には明るい雰囲気。
R13ですが濡れ場など性的に刺激が強いシーンは特にないので、小学生高学年以上であれば子供さんがいるところでも鑑賞できると思います。
あ、暴力シーンはあるのでそこは注意が必要ですが。
では、紹介しますね。
*「お嬢様は謎解きがお好き」とは?
2022年の9月にAmazonPrimevideoで視聴可能になった、AmazonPrimevideoのオリジナルドラマです。
ジャンルはサスペンスですが、コメディタッチ。
全8話連動型で、連続殺人事件の犯人を8話通して明かしていきます。
1話は45分程度。
物語の舞台は1940年代のスペインで、主人公は上流階級の令嬢です。
彼女に引っ張りまわされる執事役を、フランスの名優ジャン・レノが演じています。
*「お嬢様は謎解きがお好き」シーズン1 あらすじ
1940年代のスペイン、その北西にあるガリシア州に住むマリーナ・キローガは、上流階級のお嬢様。
歴代警察署長を排出している地域の名門家庭の令嬢で、小さいころから推理をするのが大好きな女性です。
夢は父と同じく警察官になることでしたが、この当時、女性が警察官にはなれませんでした。
兄のアルトゥーロが父の跡を継いで警察署長になったお祝いの夜、マリーナは祝宴を抜け出して密輸した海外雑誌を取りに港へと向かいます。
しかしそこで聞いたのは女性の叫び声。
止める知人を振り切り、マリーナは一人で女性を助けに走ります。
首を切られて倒れている女性を発見したマリーナは、まだそこに隠れていた犯人と格闘、何とか逃げ、警察を呼びました。
元来犯罪捜査に興味があるマリーナは、自分が巻き込まれた事件に俄然興奮します。
そしてそれが連続殺人事件であると知ると、忠実な執事のエクトルの助けを得ながら捜査に乗り出すのですが…。
*「お嬢様は謎解きがお好き」シーズン1 キャスト
マリーナ・キローガ・・・アウラ・ガリード
地域の名門一家の令嬢。
高い知性と好奇心を持ち、抜群の行動力を発揮して飛び回っている若い女性。
警察署長をしていた亡き父を敬愛しており、自分も警察官になるのが夢だったが、女性であることが理由で許されず、不満を持っている。
エクトル・ウーゴ・・・ジャン・レノ
キローガ家の執事。
マリーナの父の代からキローガ家にいたため、警察の捜査方法などについても詳しい。
執事業で鍛えた観察眼を遺憾なく発揮し、マリーナを助ける。
嘘をつくときに耳を触る癖があるが、家族全員にバレている。
アルトゥーロ・キローガ・・・デパブロ・モリネーロ
マリーナの兄でキローガ家の長男。
警察署長に就任。
妊娠中の妻がいる。
マリーナを心配し、行動を制限しようと努力する。
パブロ・サルコ・・・ゴルカ・オチョア
刑事で、兄の部下。
元はマリーナの父の部下で、成長株として可愛がられていた。
警察が掴む情報を得るため、マリーナに利用されるが、本人はまんざらでもない様子。
アンドレス・カスターニョ・・・アレックス・ガルシア
刑事。
金持ちの亡き妻から受け継いだ豪邸に住んでいる。
事件には裏があると考え、マリーナの捜査にアドバイスを与えたり利用したりする。
アントン・ラミレス・・・ティト・バルベル
マリーナの亡き父・アルフォンソのかつての相棒で、引退間近の刑事。
アスンシオン・キローガ・・・アンヘラ・モリ-ナ
マリーナの母。
夫のアルフォンソが亡くなってから、キローガ家を主人として守る。
心配性で、娘のマリーナが起こす騒動によって飲酒量が増えつつある。
*「お嬢様は謎解きがお好き」シーズン1 感想
ここからはがっつりネタバレしています。まだ視聴されていない方はご注意ください。
貴族による推理物は好物です。
というわけで、AmazonPrimevideoでこれを発見したとき、よっしゃこれは観なければ! と思ったんですね。
結果としては、可、もしくは少々マイナス、でした(;^_^A
AmazonPrimevideoでの評価が高かったのですが、個人的には大いにイライラするドラマだったというか…。
まずはドラマの全体の筋書きからですね。
30年前に「水の館」と呼ばれる娼館で、一人の娼婦が殺害されました。
その手口は残忍で、喉を掻っ切られたうえに胸にナイフで百合の花の模様が刻まれるというもの。
犯人はすぐに捕まりますが精神疾患があるということで精神病院へ送られ、当時居た他の娼婦たちは「水の館」ごと別の土地へと移されます。
そして30年後、同じようにまた、娼婦が喉を切られ胸元に百合の花の模様を刻まれた状態で見つかります。
その現場に居合わせたのが、主人公のマリーナですね。
彼女は女性の遺体が安置されている警察を訪れ、そこで同じように殺された別の娼婦が二人いることを知りました。
これは連続殺人事件だったわけです。
マリーナは捜査を開始します。
3人目の被害者をマリーナが発見したときに犯人と格闘したため、マリーナは犯人の衣服の一部という証拠を握っていました。
執事のエクトルの助けを借り、服の一部から犯人を突き止めようと辿るんですね。
途中で刑事のパブロから警察が握る情報を教えてもらい(というか脅し取って)、次々と事実を遡っていくマリーナ。
散々危険な目に合ってようやく容疑者を捕まえることに成功しますが、容疑者が牢屋の中で死んでしまいました。
ところが容疑者は殺された可能性が。
マリーナは捜査を再開します。
そして今までに殺された娼婦たちが、「水の館」と呼ばれる娼館で一緒に働いていたことを突き止めたのです。
一緒に働いていた娼婦たちでまだ殺されていないのはマルゴという女性一人だけ。
マリーナは彼女を見つけ出し、自宅にかくまって事件の真相に迫っていきます。
マルゴの話から、30年前に同じように殺された娼婦がいたとわかり、その犯人が犯行を再開したのかもと考えたマリーナ。
当時の犯人に会いに精神病院を尋ねますが1年前に死んでいると知らされました。
念のためと墓暴きまでしたら、昔の事件の犯人も首を切られて胸に百合の花の模様が刻まれているのを発見。
そのときマリーナは、30年前に殺された娼婦に息子がいることを思い出し、その息子による復讐ではないかと考えます。
昔撮られたその息子の写真は、亡き父が保管していました。
それをじっくりと見たマリーナは、写真の子供が兄のアルトゥーロだと気づきます。
アルトゥーロは実は最初の被害者の一人息子で、当時、凄惨な事件を止められなかったことを悔やんだ担当刑事の父によってキローガ家の養子になっていたんですね。
彼は3歳のころ、娼館で母が惨殺されるのを見ていました。
母が精神病を持つ男に嬲られたのは、他の娼婦たちが一番弱い立場だった母を売ったから。
彼は30年を経た今、復讐を誓ったのでした。
マリーナが真相に近づいていることを知り、追い詰められたアルトゥーロ。
彼は、最後の一人であるマルゴを誘拐し、母のお墓がある朽ちた修道院でマルゴを痛めつけます。
首を掻っ切ろうとしたのですが、寸でのところでマリーナたちが到着。
アルトゥーロはラミレスやパブロと撃ち合いをして死亡、事件は終結します。
はい、こんなお話でした。
ただこれを8話で解明するため、1話ずつがとても間延びして感じられました。
上流階級の令嬢・マリーナがヒールを脱ぎ捨てて、カーチェイスをしたり屋根の上を走って犯人を追いかけたり、拳銃を振り回したりパラシュートで空から降りたりと、考えられないようなアクションを行います。
それは良かったです。
おいおいとは思いましたけど。
そして基本、彼女は賢くユーモアがあって明るいので、楽しくはみてられるんですよ。
だけど、イライラするうううううううう~~~~~!!!!( ゚Д゚)
・人の話を聞かない
・猪突猛進
・他人を振り回しすぎる
・頑丈すぎる
など、「ちょっと待て!おーちーつーけえええええー!!」って叫びたくなること1話につき数十回。
特に人の話を聞かず自分の都合だけでゴンゴン突き進んでいくさまは、とーってもイライラさせられました…。
執事の言うこと聞けよ!!
刑事の言うこと聞けよ!!
イッツマイワールドじゃねーんだよ!!!
どれだけ危険かを考えず、高級な余所行きの服(つまりドレス)で一人で突っ込んでいくのは、見ていて胃が疲れました…。
マリーナは、ちゃんと危ない目にも合ってましたよ、もちろん。
一度は死にかけたので、そのときはさすがに反省もしてましたね。
でもとにかく人の言うことを聞かない!
あと「何でやねん」ってところも多かったですね~。
兄が殺人犯ってなってるけど、殺された4人は実行犯が別にいたよね?
だって警察署長就任パーティーで兄ちゃん演説してたもんね?
だから少なくとも3人目の殺害では実行犯ではない。
実行犯はカンディドという名前の最初にマリーナと格闘した男で間違いない。
ということは、兄ちゃんが実際にしたのは殺人指示の罪と共犯者で実行犯のカンディド殺害、最後の被害者・娼婦のアンヘリ殺害の罪じゃないの?
私が殺した女どもは母ほどむごい目に合っていない!って叫んでたけど、全員手にかけたわけじゃない…よね?
そして説明されてないのが、なぜ30年も復讐を待ったのかについてです。
なかったんですよね、そこの説明が。
30代になり警察署長にもなった、彼には妊娠中の妻がいます。
つまり、これから子供も生まれる。
政略結婚でもなさそうな妻のことは愛しているみたいだし、ならどうして今更復讐を?
そこの説明ってかなり大事だと思うんですが…。
そしてそして、マジでツッコミたいマリーナ頑丈すぎる説。
あの頃のお嬢様について私は当然何の知識もありませんが、20代後半の体力ある女性であるとしても、彼女は労働とは無縁の人間。
着飾ってお茶会をして、慈善事業をしてショッピングをするのが日常生活のはずです。
なんであんなに頑丈なんだ。
犯人を追ってずーっと走れるんですよ、あの人。
壁よじ登るし、屋根から屋根へ飛ぶし。
仮面舞踏会のシーンでは、散々犯人と格闘したあと(複数回首も絞められてる)のマリーナが空腹状態&怪我状態で崖から冬の海へ落ち一晩水に浸かってたのに、肋骨数本の骨折と打撲で済んでるのも何でやねーん!!( ゚Д゚)
どんな強靭な心身をお持ちなのですか、上流階級のお嬢様!!
説明不足はまだたくさんあるよ☆
仮面舞踏会でカスターニョはどこに消えててーん!
パブロはどうして遅れてきてーん!!
待ってろと言われた他所の警察署であんなに目立つ格好した女性が(真っ赤な服を着てる)勝手にうろついてるのに、誰も見とがめないのは何でだー!!
昔の父の部屋よって、すでにそこで働いていない人の部屋がいつまでも警察に残ってるわけないじゃんー!!!
お父さんだって警察で異動したそのときは生きてたんだから、重要書類は前のところから全部持ってきてなきゃおかしいでしょ、とか。
以上のように、説明不足、ツッコみたい箇所がたくさんあったドラマでした…。
テンポは良かったうえに主人公がとにかく奇麗なので、見ていて楽しかったのは事実です。
マリーナが着るファッションも素敵でオートクチュールドレスは毎回堪能しました。
だけど案外シリアスな内容を扱ってたから、コメディタッチだったとしてももうちょい細部まで書き込んでほしかったなあ、脚本!
最初から兄ちゃんいろいろと怪しい目つきではあったのですが、実行犯が別にいたのでこいつが犯人だろとは確信が持てず…。
そういう意味で、楽しめました(*‘∀‘)
あとあと、ジャン・レノ氏がさすがの演技力!
じゃじゃ馬の令嬢にかき回されてオロオロする、しかしとても有能で可愛い執事を見事に演じてました!
あんなラブリーで柔らかい表情もできるんですねえ~!
「レオン」や「ダ・ヴィンチコード」のときに見せた冷酷で切れ味抜群って感じの冷たい表情はゼロでしたよ。
そうですね、ビールやワインを飲みながら、気軽~にみるにはちょうどいいドラマです。
文句ばかりいいましたが、終わったあとに強く不満が残ったわけではありません。
「お嬢様は謎解きがお好き」シーズン1は8話なので、すぐに全話視聴可能。
秋の夜長に、軽めのドラマがほしければ、ぜひどうぞ!
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